定年後、朝、起きて何もすることがないので、
お酒を飲む。それが習慣となりアルコール依存症に
なってしまうというケースは意外と多い。
それが原因となり熟年離婚したという話が伝わってきた。
お酒に寛容な沖縄は、アルコール依存症の人（男）
約14％全国平均の2.3倍
（女）約4.6％全国平均の5.8倍 こんな統計がある。
どういう調査をしたのか知らないけれど、一回に
飲む時間は全国平均の3倍とも言われている。
確かに長い時間飲む習慣がある。
祭事では三日三晩延々と飲み続けることもある。
私の周りでも、朝から飲み続けている人は一人や二人
ではない。チョコチョコと飲んでいるだけだが、
朝から眠るまで飲んでいる人はいる。
一番身近に潜んでいる危険なものがアルコールだと
思うことがある。
お金がなくとも、どこの家の台所には、酒の一本二本は
置いてあるもの。小さな村社会では、留守宅に入り込んで
お酒を一杯飲んだところで、気づかないことも多く
見つかったところで、警察沙汰になることもない。
以前、夏の暑い日のお昼に、よく行く食堂に入った。
何を食べようかと思案していると、いきなりテーブルの
上にビールがドンと置かれた。
「注文してないよ。」と言ったら
「いつも来たらビールというさいが！」と言われた。
そういえばビールを注文しなかったことはないかもしれない。
習慣とは怖いものだ。
