うんたま森のキジムナー

初夢

昔、貧乏人と金持ちが隣り合わせに住んでいた。
正月の元旦の日の夕方、神様が乞食の姿でやってくると、
金持ちの家の戸口に立って、「どうか今夜宿を貸してください」
と頼みました。すると金持ちは、
「こんな薄汚い者を正月早々泊める事は出来ない。
とっとっ消え失せろ!」と怒鳴った。

「そうですか。すみませんでした」と言って旅人は
すぐ隣の貧乏人の家の戸口に立つと
「どうか、一夜の宿を貸してください。」と言いました。
すると貧乏人の方は、ニコニコしながら旅人を家の中に通して、
「まぁ寒い中を大変だったでしょう。十分なもてなしは
できませんが、それでもよければお入りください。」と
喜んで迎え入れた。そして貧しいながらも旅人と一緒に心の
こもった元旦の夕食をとり正月を過ごした・・・・・

翌朝、早く旅人は旅を続けると言って家を出る。
そのときに「実は私は普通の人間ではありません。
親切な人間を見つける旅をしている神様なのです。」
と言いました・・・・・ 八重山に伝わる「初夢」という昔話。

我が家のむかえに住むのは、通称「社長」と呼ばれているお金持ち。
(もちろん本当の社長ではあるのだが)
きっと元旦早々、薄汚い人がやってきたなら追い返すだろう。
ここに宿泊している人達もカラカラ先生も
人を職業や見かけでは判断しない。
そして何よりも人が好き、「来る者拒まず、去る者追わず」
誰がやってきても、話も聞かずに追い返す事などしないだろう。

こんな人がやってこないかなぁ~ 
神様なら大歓迎でお迎えするんだけどなぁ~
「夢」か・・・・・


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