木材の輸入率もほぼトップだそうだ。
今、使っている紙の原料(木材チップ)は、ほとんどが
オーストラリアやアメリカなどから輸入され自給率は
20%を少し上回るくらい。
(宮古は、ほとんどの木材が島外)
宮古島には沖縄特有の赤瓦の家がほとんどない。
過去の台風(コラ・サラ台風)でほとんどが吹き飛ばされ、
現在のスラブ作りに変わったと聞かされていた。
同年代くらいの地元の友達に昔の家の作りを聞くと
地域によって異なるが、茅葺の家が多かったそうだ。
昔の建築に詳しいオジィに聞くと、宮古島は
八重山のように山がなく、木が乏しかった。
赤瓦の家より茅葺の家の方が土台になる家の木材が
少なくてすむそうだ。
20年ほどのデイゴの木が3本もあれば家が作れたと言う。
沖縄本島では娘が産まれるとデイゴの木を植えて、
成長して嫁ぐときにそのデイゴの木でタンスなどを
作ったという話を聞いたことがある。
つまりタンス3つ分で家が作れたということになる。
宮古島でも木は市や国が管理していて、伐採は禁じられている。
木を伐採してしまえば、近海に住む海洋生物に影響が
でてくることが、証明されたのはごく最近のこと、
昔の人はそういうことも知っていたらしい。
沖縄本島や八重山の造船技術が宮古島より進んでいるのも、
宮古島にはもともと船を作るだけの木がなかったからと、
そのオジィが教えてくれた。
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mama
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