ドイツ・イスラエル映画「復讐者たち」を観てきました!
史実に基づいた映画、すごい感動しました。
最後、静かに涙が出てきた。うん、静かな涙
映画の最初と最後に「家族を殺されたらどうしますか?」と問いかけられるの。
「罪もないのに、親、兄弟、姉妹、子どもを殺されたらどうしますか?」って。
そりゃ、同じことしますよ、キコは。
(法律違反なので、結局できないんでしょうけど...)
もともと目には目を、歯には歯を、的考えなのです。
でもね、この映画はホロコーストで家族を殺されて復讐をしようとする映画。その復讐の仕方が色々あって、主人公は悩むのです。ナチス首謀者だけを殺そうとする人たち、600万人のユダヤ人が殺されたから、同じ600万人のドイツ人を無差別に殺そうとする人たち、どっちにするかって。主人公も妻と子どもを殺されているから。他のユダヤ人の気持ちもわかるし、復讐に燃えている。
でもね。
本当の復讐とは「自分が幸せになること」だと言って終わる。
600万人のドイツ人を殺しちゃったらまた戦争が始まる。それより、復讐を諦め、新たな地パレスチナでイスラエル人の国を建国した方が賢明なのでは?という人たちもいて。そこで、畑を耕し家を建て、子どもを育てて幸せに暮らすことが「真の復讐」だと言っている。
......これ深いよね。
しかも、ドイツとイスラエルの合作映画です。
これがドイツのすごいとこ。毎年何本もこういう戦争映画を作っている。隠さずに。
最後はこのテロップで終了、NEVER AGAIN
歴史に学ぶって重要。
次はいつ行けるかわからないから、キコの海外旅行はイスラエルで終わっているの。世界史好きになったのも「アンネの日記」を読んだのがきっかけだったりするし。なんかね、この辺のこと、気になって気になって仕方ない。なんでだろ。
イスラエル、また行きたいな。