映画「怪物」観てきました!
とっても面白かったです
面白いだけじゃない、切なくて、重くて、反省させられて....、もういろんなこと思い出して...
で、ものすごくピュアな気持ちになりました⭐️
子どもの頃って、自分のことよく分かってなくて、正直になれなかったり、周囲に迎合したりしてたよなって。
小学校5年生かー、いろいろあったよね....楽しいことがほとんどだけど、そうじゃないことも覚えてる。
子を思う母の気持ちは想像するしかないんだけど、それでもやっぱり学校に行ったと思うよ、安藤サクラのように。
でも、人間てやっぱりいろんな面があるから、まさか永山瑛太がって思うよね。
キコは、本人が言った言葉しか信じないし、本人が言ったなら、嘘でも騙されたふりをするんだけど、「学校を守るために」嘘を言わされるって....社会人としてわかるしツライ...でも、そんな姿を子どもたちは素直な瞳で見ているわけで...
人間って難しい...
「怪物だーれだ」って言うモチーフ。「怪物」なんて、善人と表裏一体で、人間誰もが両方持っているんだと思う。それが入り混じる社会だから、何が事実かわかんなくなっちゃう。「怪物だーれだ」って自分かもしれないし。
いろんな人の視点で描かれる種明かし?が、自分が思っていたストーリーを見事に裏切って行って、イコール「大いなる勘違い」をしていることに気付かされて反省しながら観る映画でした。入り込む、と言うよりは考えさせられる映画。
中村獅童のダメな感じがものすごく良くて、「嘘だ」と言ったあとにドアを閉めるシーン、胸を掴まれたように痛かった...
田中裕子も素晴らしい怪物役だった。いるよね、こう言う人、世の中にいっぱい!悲しいけど。
ラストはね、坂本龍一の音楽が素晴らしくて。
遺作になっちゃったんだよね。
苦しいんだけど希望が見えていて、重々しいんだけどちゃんと前を向いていて、繊細なんだけどちゃんと自分がある感じの旋律。人間ってピュアだから、傷つかないようにいろいろ纏っていて、大人になるにつれそのまとい方が複雑になっていって、自分を見失うこともあるんだろうなって思った。
キッズ二人が笑いながら飛び跳ねていたように、「楽しい」って心から思えている道は、きっと間違いないんだと思う。
だから、今日も楽しく生きよう
珍しくいちばん大きなスクリーン、かつお隣にも人がいた!初日だしそれなりに人はいたけど、エンドロールで立つ人は誰もいませんでした。オススメします⭐️
予告で、たけし映画「首」を観ました!秋だけど今からめちゃくちゃ楽しみです😊