明日早起きしなくて良くなったので、映画「6月0日 アイヒマンが処刑された日」を観てきました!
イスラエル&アメリカ映画、なんとヘブライ語、今日公開でした!
面白かったです
アイヒマンは、ホロコーストを指示したドイツ人の一人。戦後、逃亡したけどイスラエルに連行されて裁判にかけられ、絞首刑に。そのアイヒマンの最期をいろんなイスラエル人から描いた映画。
キコは、コロナ前に行ったイスラエル&ヨルダンが(今のところ)最後の海外一人旅✈️イスラエルはずっと行きたかったの。でも、ヘブライ語はまったくわからない💦「ヘブライ語だ」ということがわかるだけで、まったく読めないし...
だから、映画はヘブライ語なんだけど、Yes もNo もさっぱりわからない。だから?途中、イスラエル警察のハイムさんと留置場にいるアイヒマンの会話がスペイン語で、そこだけ耳に入ってきてびっくりした。
なんか、イスラエル人はみんなユダヤ人でヘブライ語を話すと思っていたんだけど、映画では1割ムスリムがいると言っていた。主人公(はいっぱいいるんだけど)のダビくんがアラブ系で、学校で微妙に差別があったりするところから映画がスタート。
だから学校を抜け出して仕事するんだけど、その仕事が、アイヒマンを火葬するための焼却炉を作る仕事!
ユダヤ教は死刑もないし、火葬もないので、国に焼却炉がないのです。だから、国家秘密で製造。これだって、戦争犯罪者なんだから、秘密にしなくてもいいのでは?と思ったけど、宗教的にNGなことをするってやっぱり大ごとらしい。
アイヒマンは、絞首刑にされた後、1時間くらい吊るされたままにされて、その後、灰になるまで焼却されて海に撒かれたの。日にちがゼロなのも、埋められた場所が聖地になったり、刑に処された日が記念日的になるのを防ぐため。日本人は焼却炉ある程度身近だけど、埋葬文化な国からしたらびっくりだよね!さっきまで人間の形だったのが灰になるんだもん。
そう、裏主人公であるアイヒマンももちろん出演しているんだけど、カメラワークで見事に!顔が映らないのがすごかった。意地でも映さないぞ的な。カメラワークでは、80回の鞭打ちの拷問を話している男性の映像が、カラ画(というのかしら?)で逆に想像させる映し方が面白かった。映像なのに、想像しちゃうから、恐ろしい。
BGMも淡々と、でも感情を揺さぶるピアノソナタ。
アシュケナジムかミズラヒム、セファルディムか
過去の傷をを語り継ぐのか忘れるのか
イスラエルって国の歴史は浅いけど、世界各地にディアスポラさせられてしまった歴史があまりに長くて、「イスラエル」ってものすごく独特でいろんなイスラエルが存在している。
ラスト、社長がダビくんをクビにする理由、イスラエルはめちゃくちゃ勉強する国だから、絶対「学校へ行って、もっと生きる力をつけろ」的なことだろうな、と想像していたけど、実際そうなんだけど、そう言わない社長も憎いよね。子どもの頃、どんな大人とご縁があるかって人生大きく変えちゃうもん。
あー、せっかく行ったのにもっと英語がしゃべれればな、例えばこの映画見たからって、イスラエルの人とどこまで何を話せるのでしょう....(イスラエル人は全員英語しゃべります)
あ、翻訳アプリあるから心配ないか!
ハノさん、元気かなー
それにしても、ダビくんが大人になった姿、もう少しカッコ良い俳優さんにならなかったのでしょうかね、映画なんだからさ😅