この9/1は、関東大震災から100年。
関東大震災直後の混乱の中、千葉にある福田村で起きた事件に基づいた話の映画化、森達也監督の「福田村事件」。
新潟では昨日が初日で、山行かなかったから森監督のトークショー付きの初回を観たかったけどすでに完売。今日の夜も、満席でした!(暑かった💦)
....すごかった。
なんだろ、あってはならないはずの人種差別から生まれる群衆の怖さ、デマの恐ろしさ、無知であることの愚かさ、暴力や戦争の無意味さ、日常の大切さ。
とにかく視野は広く持たないと!
キコは、転校生だったので、知らないところに行く「怖さ」と「楽しさ」知っているけど、逆に、キコみたいな転校生を「好奇の眼差し」で見たり、「得体の知れない者」として見たりする人もいるんだろうな、とも思っていた。
結果、転校を経験して良かったと思っている。
あとね、理不尽な理由で家族同然の仲間たちが殺されて、自分たちは拘束された状態の時に口にしていたのが、正信偈だった。浄土真宗のお経。涙が出た...こんな時に口にするものなのだと...
あとピエール瀧と東出昌大がいい感じに出演していて、なんか面白かった。東出昌大は村のイケメンくん役で、やっぱり当時もイケメンさんはモテるのねー、女性って正直ねー、とか思ったり。
でも、やっぱり柄本明がすごい存在感で。
100年前とはいえ、そんなに昔じゃないのに、全然時代が違う!!
時代に乗り遅れるのは、美しくない、流れに乗りましょう、と思ったり。
あー、すごい映画でしたよ。
昨日のトークショー、行きたかったな、森達也監督、高校の先輩です