私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

18号台風がもたらした豪雨とIPCC報告書

2013年09月28日 | 地球の気象変化

 

過日の18号台風は、愛知県に上陸した時点に

最低気圧となり、日本を縦断して行きました。

この台風の特徴は、日本近海で急成長したことです。

今年は西太平洋の海温が例年より2度高いことで、

各地で豪雨や竜巻・突風の被害に遭っています。

昨年の猛暑もそうですが、日本が亜熱帯化してきました。

国連の気象変動調査部会は、人間の活動を原因とする

地球の高温化が、異常気象や雪氷の融解など、

さまざまの異変をもたらしたと指摘しました。

温暖化の原因は、化石燃料を燃やしているからだと言い、

降水により海に溶けるCO2が増えることを懸念しています。

日本は今、莫大な費用をかけて作った52基の原子力発電所を、

福島の被災経験のため、1基も使わないという判断でよいのでしょうか。

復興費も必要です、放射能対策費も要ります。

何にも失敗はあります。失敗を繰り返さないことが大切ですが、

何事も失敗があるから、立ち直って行けるのです。

電力会社を国民が助けないで電力の心配は無いのでしょうか。

外国から少なくなった化石燃料を高く買って、

CO2を大量に燃やし続けてよいのでしょうか。

化石燃料の生態系への悪影響について

真剣に考えてみたいと思います。

蘇生

 



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1 コメント

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IPCC報告書と放射能汚染 (蘇生)
2013-10-10 20:52:02
私は、東電に原発事故責任が無いと言っているのでは
ありません。52基の原発を作ってきたのは、国民が支持した政府と、電力会社を始めとする関係機関だったから、ここのも責任があります。更に、誰も経験の無い大津波が引き起こした事故に取り得る人間の能力、技術には限界があったと考えるしかありません。
福島原発事故は人間が必要とする生活に必要なエネルギーをどう確保するかを問いかけたのです。
その選択は、放射能だけを別格に危険なものと見るのではなく、IPCC温暖化評価報告書をよく読み、気温の上昇、大気中の水蒸気、海中のCO2を増やさないで、人間が生きていけるかを国や民族を超えて考えないと思うのです。福島原発は東電に任せず、困難であっても国民的ボランティア活動でもって、廃棄処分まで持って行きたいものです。
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