最近、大学の方からよく耳にするのが、財政が厳しいという理由から金融関連の方々を財務の重要なポストに招くという話です。(あまり成功している話を聞きません)
この方々が、まず、最初にやるのが経費削減の連続。
企業に勤めていた者にとって、大学の経費削減は簡単なことです。
経費の削減も2~3年も続けると絞るところがなくなってくるので、同時に提案するのが人件費の削減です。
その結果、人件費を削減したしわ寄せは学生にふりかかる可能性は高くなります。(多くの大学がこれによって、いいところまで失くしているのが現状ではないでしょうか)
このまま削減を続けると学生対応が悪化し、学生から見放される大学が出ることは間違いありません。(当然の結果ですね)
学生は大学の存続のためにお金を払っているわけではないのです。
大学が企業のような経営を目標に急速に改革に向かっている現状に違和感が残るのは私だけではないはずです。(この時の感覚は間違いではなかったと思っています)
そろそろ経費削減・人件費削減等をやめて学生主体の大学へ転換する時期が訪れているような気がします。(これが出来なくてズルズルとひきずった大学が多いですね)
これからの大学は人件費の削減を推進するより、一人ひとりが戦力アップを図り、学生のために大学に“何が”必要か考えられる(提案)できる教職員が必要になります。(一所懸命に提案した職員はどの大学にもいたはずです。がぁ・・・なかなか聞き入れない組織が大学ですね)
FMICS人としては、母校を廃校にしないために新しい“大学のカナリア”を見つけることが求められていると感じます。(少なからずとも、自分なりにはどうにかやっていると思っています)
瀕死のカナリアは、そこここに居るはずです。
そのカナリアが生まれ変われるような環境を創造する能力が必要なのです。
“大学のカナリア力”は「FDとSDの融合」から生まれる予感です。(このFDとSDの前に必要なものがやっとこ少しだけわかってきました。これが遅いのか分かりませんが、少しずつ変えていきます)
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