私の手元に数枚のカナダ・コインがある。
カナダの硬貨には、
イギリス国王の肖像画が使われている。
なので、私の手元に在るコインは、
すべてエリザベス2世の肖像画。
カナダでは2004年より、
カナダ人画家の描く肖像画が、
採用されているが、
2003年までは、
イギリスの硬貨と同じ肖像画だった。
1953年~1964年は、
月桂冠をかぶったエリザベス女王。
1965年~1989年は、
ティアラをかぶったエリザベス女王。
このティアラは結婚祝いに、
祖母であるメアリー王妃に貰ったもの。
1990年~2003年は、
ジョージ4世の王冠をかぶった女王。
この王冠は、
イギリス議会開会の際に使われるもの。
イギリスの硬貨に刻まれた、
エリザベス2世女王の横顔は、
今まで5回変更されたらしい。
最も新しいデザインは2015年、
女王が88歳の時のものらしいけれど、
私は、直近の2種は見たことない。
これから発行される硬貨には、
チャールズ3世国王の肖像画が刻まれる。
イギリスでは伝統的に、
硬貨に刻む君主の横顔は、
左右交互と決まっているらしい。
なので、チャールズ3世国王の横顔は、
エリザベス2世女王とは、
反対向きの左向きになるはず。
今、私の手元に、
1枚だけあるイギリス・コインは・・・
25年ほど前から、
ず~っとキーホルダーにぶら下がっている。
ラッキーコインとされている、
イギリスの6ペンス・コイン。
イギリスの6ペンス・コインは、
1551年から製造されていたけれど、
1971年に10進法に統一され、
それに伴い1967年に発行が終了。
現在は生産も使用もされていない。
ティアラや王冠ではなく、
月桂樹の冠の若き日のエリザベス女王。
これからも、ず~っと一緒ね・・・