いつもの川辺の散歩道、
大きな柳の樹でタテハ蝶に出逢った。
初めて見るタテハ蝶。
誰だろう?
蝶に限らず初めての虫さんに出逢うと、
テンション上がるのは、
いつものことだけれど・・・
えっ・・・!?
ええ~っ!?
紫色~!?
これって、コムラサキ~!
何年も前からの馴染みの散歩道。
そこに、コムラサキがいるなんて!
コムラサキは、
茶色地に薄いオレンジの紋があるタテハ蝶。
オスの羽根の表面は紫色に輝く。
名前のとおり、オオムラサキを
ひとまわり小さくしたような蝶。
雑木林や河川敷で見られ、
雑木林や河川敷で見られ、
市街地でも発生していることがある。
樹液や獣糞などに良くやってくる。
幼虫の食草は、
幼虫の食草は、
シダレヤナギ、コゴメヤナギなど、
ヤナギ科の植物。
《 昆虫エクスプローラより 》
コムラサキは、九州から北海道まで、
日本全土に分布している。
ただ、1980年代に入ってから、
その生息数が急減したらしい。
福岡県レッドデータブック(2001年版)では、
絶滅危惧Ⅱ類に指定されていた。
生息地である柳のある水辺環境が減少し、
またその樹液が成虫の餌となるクヌギ、
コナラ類の伐採が衰亡の主要因と考えられ、
日本産蝶類県別レッドデータリストでも
絶滅危惧危急種とされていたようだ。
でも最近は、少し回復傾向にあるようで、
福岡県のレッドデータブックからは、
現在は除外されている。
とは言え・・・
まだまだ、そう頻繁に、
どこででも出逢える蝶じゃないはず。
そう思うと更にテンションが上がる!
コムラサキだと気付いてしまったら、
その美しい紫色の翅を撮るしかない!
でも、その翅の紫色は、光の角度で、
見えたり、見えなかったり・・・
しかも、この子、
風が吹いた時に翅を広げる傾向が・・・
バランスをとるためなのだろうか?
風が吹いた~!
翅広げた~!
結果、ブレブレでピントが合わない。(涙)
帰宅してPCに写真を移して確認。
なんと、250枚も撮ってた!
大半が、即ボツのブレブレ写真。(笑)
残りも、ピントが甘い写真ばかりだけれど、
その紫色の翅が撮れているのを優先。
だって~、コムラサキだもん!
1頭だけだと思っていたら、
もう1頭姿を現した!
僅かに紫色が見えた。
この子も、オスだ。
道理で、先にいたオスとケンカ腰。
かなり縄張り意識が強いらしい。
前翅の一部が欠損している。
この子たちは、
この柳の樹で生まれたのだろうか?
250枚もの写真を撮っている間、
別の場所へ行く気配がなかった。
この樹から離れがたいのか?
ならば・・・
明日も、逢いに行こうかな・・・