おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

コムラサキと初めて出逢った!

2022年09月24日 22時45分18秒 | 虫さん

いつもの川辺の散歩道、
大きな柳の樹でタテハ蝶に出逢った。



初めて見るタテハ蝶。



誰だろう?



蝶に限らず初めての虫さんに出逢うと、
テンション上がるのは、
いつものことだけれど・・・



えっ・・・!?
 


ええ~っ!?



紫色~!?



これって、コムラサキ~!



何年も前からの馴染みの散歩道。
そこに、コムラサキがいるなんて!



コムラサキは、
茶色地に薄いオレンジの紋があるタテハ蝶。
オスの羽根の表面は紫色に輝く。
名前のとおり、オオムラサキ
ひとまわり小さくしたような蝶。
雑木林や河川敷で見られ、
市街地でも発生していることがある。
樹液や獣糞などに良くやってくる。
幼虫の食草は、
シダレヤナギ、コゴメヤナギなど、
ヤナギ科の植物。
        《 昆虫エクスプローラより 》 



コムラサキは、九州から北海道まで、
日本全土に分布している。
ただ、1980年代に入ってから、
その生息数が急減したらしい。
福岡県レッドデータブック(2001年版)では、
絶滅危惧Ⅱ類に指定されていた。
生息地である柳のある水辺環境が減少し、
またその樹液が成虫の餌となるクヌギ、
コナラ類の伐採が衰亡の主要因と考えられ、
日本産蝶類県別レッドデータリストでも
絶滅危惧危急種とされていたようだ。
でも最近は、少し回復傾向にあるようで、
福岡県のレッドデータブックからは、
現在は除外されている。



とは言え・・・
まだまだ、そう頻繁に、
どこででも出逢える蝶じゃないはず。
そう思うと更にテンションが上がる!



コムラサキだと気付いてしまったら、
その美しい紫色の翅を撮るしかない!
でも、その翅の紫色は、光の角度で、
見えたり、見えなかったり・・・
しかも、この子、
風が吹いた時に翅を広げる傾向が・・・
バランスをとるためなのだろうか?



風が吹いた~!
翅広げた~!
結果、ブレブレでピントが合わない。(涙)



帰宅してPCに写真を移して確認。
なんと、250枚も撮ってた!
大半が、即ボツのブレブレ写真。(笑)
残りも、ピントが甘い写真ばかりだけれど、
その紫色の翅が撮れているのを優先。
だって~、コムラサキだもん!



1頭だけだと思っていたら、
もう1頭姿を現した!



僅かに紫色が見えた。
この子も、オスだ。



道理で、先にいたオスとケンカ腰。
かなり縄張り意識が強いらしい。



前翅の一部が欠損している。



この子たちは、
この柳の樹で生まれたのだろうか?
250枚もの写真を撮っている間、
別の場所へ行く気配がなかった。
この樹から離れがたいのか?



ならば・・・
明日も、逢いに行こうかな・・・