ツルマンネングサ(蔓万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属
かなり昔に、
中国、朝鮮半島からやって来たようだ。
直径1.5cm前後の、
黄色いお星様のような小さな花を、
春の終わり頃から咲かせる。
シナガワハギ(品川萩)
マメ科シナガワハギ属
アジア大陸原産の帰化植物。
江戸時代末期に、
東京の品川付近で発見されたらしい。
4~6mmの小さな花がたくさん集まって、
全体では3~5cmの花に見える。
白い花を咲かせる、
シロバナシナガワハギと言うのも、
あるそうだ。
東京湾の埋立地に多く見られるらしい。
極小だけれど、可愛いマメ科の花。
セイヨウヒキヨモギ(西洋引蓬)
ハマウツボ科セイヨウヒキヨモギ属
数年前、初めて見つけた時、
なかなか名前が分からなかった。
ヨーロッパ西部原産で、
1973年に千葉県で確認された、
比較的新しい帰化植物らしい。
それがすでに九州とは、凄い繁殖力!
在来種のヒキヨモギは、
山の草原でしか見られず、
堤防や道ばたなどで見られるのは、
このセイヨウヒキヨモギ。
花は1.5~2cm位で、結構目立つ。
全体的に、毛深いのが特徴。
帰化植物だらけだな~と、
つくづく思う、今日この頃・・・
動物も植物も、外来種がどんどん増えて、、、。
困ったものですね。
大丈夫なのかしら?
川の土手などで、
初めて出逢う花の名前を調べると、
その多くが外来の帰化植物です。
山の方では、まだまだ在来種が健在のようです。
環境が厳しいからかな~?
魚や哺乳類は、人間が持ち込んでしまうのだから、
まだ何らかの防衛策はあるだろうけれど、
植物は、鳥が運んだり、風に乗って来たり・・・
どうしようもないですね。
日本の在来種たち、
負けずに頑張ってほし~!