鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
先週金曜日、仕事帰りに林道の入口へ。
一番のお目当ては、クロコノマチョウ。
水曜日の朝、初めて出逢ったものの、
スズメバチに邪魔はされるし、
仕事前の僅かな時間しかなかったし・・・
それに、クロコノマチョウは、
夕方の方が活発に動き回ると言う。
それを、この目で見てみたいと思った。
水曜日と同じ樹にいた。
なんと、それも、2頭!
もっと近くに寄って撮りたいんだけれどね~。
なにぶん、オオスズメバチが・・・
クロコノマチョウだって、
近くに寄って来られるのは嫌みたい。(笑)
下にいた子は、どこかに行っちゃった。
まわりには、ちっちゃな虫たちの姿も・・・
一応調べてみた。
黄色い星が4つあるのは、
ヨツボシオオキスイ(四星大木吸)
クヌギやブナなどの樹液が大好き。
大きさは14mm前後。
赤い星4つの方は、
ヨツボシケシキスイ(四星芥子木吸)かな?
オオキスイよりちょっと小さい。
顔がクワガタムシに似ているらしい。
このハエは、ハマダラヒロクチバエ?
斑模様の翅と、
オレンジ色の頭が特徴らしいけれど・・・
もうちょっと近くで撮れたら、
良かったけれどね~。
だって、このオオスズメバチ、
まるで、ここのママみたいに、
居座っているんだもん。
樹液が豊富で昆虫が集まる所を指して、
虫好きは「樹液酒場」と言うけれど、
ここは酒場と言うより、
「スナック樹樹」って雰囲気ね。
ほら、チーママ(コガタスズメバチ)も、
戻って来た!(笑)
日没近くになって、
やっと飛び回り出したクロコノマチョウ。
薄暗くて、撮れやしない。
その表翅、見てみたいんだけれどな~。
それと、幼虫。
こんな2頭で飛んでいるのを見ると、
幼虫の姿も見られるかも~と、
ちょっと期待してしまう。
クロコノマチョウの幼虫は、
その可愛さで、虫好きの間では有名。
去年出逢ったイシガケチョウ、
あの幼虫に似た感じだ。
あ~、でも、
幼虫の姿が見られるのは、
スズメバチたちの活動が活発になる時期。
どうしたもんだか・・・
金曜から日曜日まで、
居候デカ猫が実家に帰っていない。
これはもう、車中泊して、
虫さん探しに行くしかないでしょ!
と・・・(笑)
金曜日の仕事帰りに、
クロコノマチョウのいる林道。
水曜日に初めて、
クロコノマチョウに出逢ったものの、
スズメバチたちに邪魔されて、
満足に写真が撮れなかった。
なので、そのリベンジ。
内容はともかくとして、
クロコノマチョウを含め、
15種類ほどの虫さんを撮影出来た。
日暮れ近くまで粘って、道の駅へ。
気候が良くなったせいか、
車中泊をする車が増えた。
10数台は、いただろう。
豪華なキャンピングカーが2台。
1台は群馬ナンバーだった。
ハイエースタイプを、
少しいじったような車も2台。
あとは、ミニバン、ライトバン、
そして、軽ワゴンに、軽バン。
男性ひとりで、が、3分の2ほど、
あとは、夫婦らしきカップル。
女性ひとりは・・・ いなかったな~(笑)
車中泊明けの土曜日、
8時を過ぎて行動開始。
あんまり早くても、
虫さんたち活動していないもんね~。
里山の虫さんポイント、
昨日は、砂防ダムのそばに車を止めた。
ここが、車がUターン出来る最後の場所。
この先は、川沿いの狭い道が少し続く。
車、通れないこともないけれど・・・
奥の小さな橋の所、
金網のフェンスがあって、
先へは進めない。
この道、地図上に載っていないのは、
砂防ダム工事のためだけの、
取り付け道路だったのかも知れない。
進入禁止にはなってなかったし、
別に、入り込んだからって、
怒られはしないよね~。
ともかく、
誰も来ない、誰もいない、誰にも会わない。
コロナなんてどこ吹く風、みたいな場所。
逆に言えば、
こんな場所で息絶えたら、
しばらく発見してもらえないかも~。
私が、どの辺りを徘徊しているのかは、
一応、居候デカ猫には伝えている。
もし私が音信不通の行方不明になったら、
あの辺探して~と・・・(笑)
土曜日は、午前中いっぱい徘徊。
撮影出来た虫さんは20種ほど。
そのうち半数が初めて出逢う虫さん。
名前すら知らなかった虫さんもいた。
昆虫以外もいたし・・・
2日間で撮った写真は、600超。
只今絶賛整理中!
今日は、その中から4種だけご紹介。
何故、その4種かと言うと・・・
写真の良し悪し云々じゃなくて、
たったその1枚しか撮れていないので、
整理のしようがなったから~デス(笑)
タイワンキシタアツバ
この里山で2度目の出逢い。
翅を広げても、
せいぜい3cmちょっとの小さな蛾。
後翅の鮮やかな黄色が見たくて、
ちょっとツンツンしたら逃げられた。
コフキゾウムシ
名前は知っていたけれど、
初めて出逢ったちっちゃなゾウムシ。
この1枚以外は、完璧なピンボケ没写真。
アカガネサルハムシ
今回の1番悔いが残る残念写真。
え、なに、この玉虫色~!?
と思ってシャッターを切ったものの、
次の瞬間には見失ってしまった。
5.5~7.5mmの小さなハムシ。
また絶対見つけてやる~!
オオシロカネグモ
蜘蛛なので、
厳密に言うと昆虫ではない。
この蜘蛛も初めての方。
興奮すると、
お腹の黒い模様が太くなるらしい。
それって、ちょっと怖いな~。
これもピンボケ写真で残念。
「時を忘れる」とは、
こう言うことだろうな~と実感。
虫さんの姿を追い求めているうちに、
正午を過ぎてしまった。
キリがないので、
次に車の方へ戻ったら止めることにした。
お腹も減って来たし~。
川を眺めながら、ランチ。
優雅だろ~!(笑)
夏みかんの花の蕾たちがパンパン。
咲いている花、ないかな~?
まだ数えるほどだけれど咲いていた。
たった数輪だけれど爽やかな香りが漂う。
この花が満開になると、
いろんな種類の虫さんたちがやって来る。
蜂、蝶、アブ・・・
ハナムグリもやって来てたな~。
さっそくミツバチがやって来た!
セイヨウミツバチだ。
それにしても手前の葉っぱ、
誰かが上手いことかじってくれてる(笑)
では、爽やかじゃない方・・・
ちょっと前、
某国営放送のニュースを見ていて・・・
おい!
そのだらしない襟元、
なんとかなんないの!?
シャツが小さいのか?
でも、ネクタイぐらいちゃんと締めてよ!
その場にいる他の人間、
誰も注意しないの?
女子アナの髪を、
クルクル縦ロールにしたり、
妙にこんもり盛ったり・・・
時たま、目を見張るような衣装だったり・・・
そんなことよりも、
視聴者に不快感を与えぬ、
最低限度の身だしなみの方が必要だろう!
スタイリストさんは、
男性アナの襟元も気を付けてよ!
別にイチイチ電話までして、
文句を言う気はないけれど、
国民から受信料を徴収している手前、
こう言う細かい所にまで、
気を配らないでどうする!?
アナウンサーだろうが、
外回りの営業マンだろうが、
ネクタイの結目がだらしないのは、✖
林道の入口へ到着したら、
まずはスズメバチのチェック。
まだまだウロついているのは、
女王蜂だけのはず。
でも、いつ働き蜂たちが誕生して、
ブンブン飛び回り出すか?
この地球温暖化の中、
思ったより早いかも知れない。
オレンジ色の蜂がブ~ンと飛んだ。
どこ行った?
あ、あんな所に・・・
この時は、先日見たオオスズメバチか、
コガタスズメバチだと思っていた。
でもあとで、写真を確認してビックリ!
キイロスズメバチじゃないの~!
気性が荒く、攻撃的なスズメバチ。
わ~、ここ、ほんと要注意だわ~!
ムラサキシジミ
日の出が早くなって、
もうみんな日光浴は終わっていたのか、
翅を広げてボ~ッとしている子がいない。
チョロチョロと忙し気に飛び回っていた。
ヤマトシジミ
ニッポンヒゲナガハナバチの女の子。
可愛いお顔は撮れなかったけれど、
チャームポイントのモッフモフの後脚、
バッチリ頂き~!
黒っぽい蝶が飛んでいた。
初めはルリタテハかと思ったけれど、
飛び方が違う。
ルリタテハのようなシャープさはなく、
どっちかと言うとフラフラ・・・(笑)
どこかに止まってくれるのを、
ひたすら目で追いながら待った。
あっちゃ~!
やっと止まったと思ったら、
スズメバチたちのお気に入りの樹。
いつ彼女たちがやって来るやも知れず、
あまり近づけない。
写真を撮って、確認して、
やっと誰だか判明。
クロコノマチョウだった。
このクロコノマチョウも、
名前と姿は知っていても、
逢ったことのない蝶だった。
まさか、ここで出逢うとは・・・
ご覧の通り、枯葉そっくりな翅。
そしてその翅は、
止まっている時に開くことはない。
しかも日中は、薄暗い雑木林の中などで、
じっとしていると言う。
「木間蝶 」とはよく言ったもんだと思う。
私の中では、
見つけることが困難な蝶上位だった。
それが、向こうから出て来てくれるとは、
なんと言う幸運!
もうちょっと近くで撮りたいな~、
そう欲を出した時・・・
おっと・・・
やっぱり、おいでになった!
オオスズメバチの女王様~!
やっと逢えたクロコノマチョウ、
後ろ髪を引かれる思いだったけれど、
女王様のご機嫌を損ねないうちに、
その場から離れるしかない。
バイバイ、黒木間ちゃん、
また逢おうね~!
一昨日の朝活では、
あまりお逢いしたくない方が・・・
遠目にも、その存在感と言うか、
威圧感が半端じゃない!
日本最大の蜂、オオスズメバチ。
スズメバチだけで見れば、世界最大!
今の時期飛んでいるのは、
まだ越冬明けの女王蜂だけ。
だから、なおさら大きい!
目測ではあるけれど、6cm近かった。
今の時期は、栄養補給と、
一人っきりでの巣作りが忙しいので、
まだあまり攻撃性はないらしい。
それでも、飛び立った時の羽音には、
腰が引けてしまった。
彼女が立ち去った後、
入れ替わりに現れたのは・・・
見た目はオオスズメバチとそっくり。
でもさっきのオオスズメバチに比べると、
かなり小さい。
コガタスズメバチだろう。
小型と言っても、そう小さいわけじゃない。
働きバチで3cm弱。
この蜂も女王蜂なので、4cm程はあった。
コガタスズメバチは、
それほど凶暴ではなく温厚らしいけれど、
やっぱりこのビジュアルではね~。
あんまり遭遇したくはない方々。
でも、こっちが、この場所に、
お邪魔させて頂いてるんだもん。
彼らの気に障るマネしないように、
気を付けないとね~。
あ、そう言えば・・・
以前、この場所に設置されていた、
蜜蜂捕獲用の箱。
一昨日には、無くなっていた。
スズメバチたちの存在に気付いて、
ここは蜜蜂にとっては危険と、
場所変えたのかな~?
あ、ついでに・・・ 一昨日の記事の訂正。
この子のこと、
「ヒメギスの幼虫かな?」
なんて書いていたけれど、大間違いです!
なんか、妙な思い込みで・・・(笑)
キリギリス系じゃない!
キリギリス系は、触角が長い! ・・・よね?
イナゴ系かな~?