おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

カワセミ待ちの三連休、結果は・・・

2022年09月27日 14時21分50秒 | 鳥さん
こないだの三連休、
コムラサキとの出逢いで、
ちょっと舞い上がってしまったけれど、
もともとは、じっくりと腰を据えて、
カワセミ待ちをするつもりだった。
『つもりだった』と書くと、
まるで、しなかったみたいね。
ん~、したんだけれど、
思ったほどの成果は得られなかった、
ってことかな。



少し前までは暑過ぎて、
とてもそんな気にならなかったけれど・・・


ちゃんと三脚をセットして待ち伏せ!
オモチャみたいな三脚だけど、
無いよりはマシかな?
遠い対岸のカワセミ狙い、
カメラの倍率を上げると手振れが響く。
少しでも軽減出来ればいいかな。




初日・・・

土手道を歩き始めてすぐ、
川面を飛ぶカワセミの姿を見かけた。
よ~し待ってろよ、カワセミ

しか~し、
カワセミ・ポイントで三脚をセットし、
待っていたんだけど、カワセミ来ない。

手持ち無沙汰で、
鷺でも撮って、時間を潰すか・・・












今年は、アオサギが多い気がする。

30分ほど粘ったけれど、
カワセミは現れず、退却。




2日目・・・

前日と同じポイントで、待ち伏せ。

前日が駄目だったんだから、
場所を変えるのも手だったかも知れない。
カワセミのお気に入りの場所は、
他にも数か所あるのは把握している。
でも、その時間帯のお陽さまの向きや、
三脚の設置のことを考えると、
前日と同じポイントがベストなのだ。
前回逢ったのは、いつだったか?
2日連続して、ここで姿見せてくれたし・・・
そして、ここが何よりいいのは、
人が滅多に通らないこと。(笑)

でも・・・ 駄目・・・


またしても鷺でお茶を濁すことに・・・



アオサギ



ダイサギ



コサギ







コサギだけ、
わちゃわちゃと動き回っていた。



この川には、
ゴイサギササゴイも生息しているけど、
なかなか姿を見せてくれない。
青大小には悪いけれど、
そっち・・・ 五位だったら、
もうちょっとテンション上がるのにな~(笑)

この日も、敢え無く(逢えなく)撃沈。





最終日・・・

橋を渡る時、
何気に川を覗き込んだら・・・


わ~、小魚の群れ!
10cm前後の魚だった。
鷺たちが喜びそうなサイズの魚ね。
カワセミには、大き過ぎるかな?

この日は、コムラサキを優先させた。

コムラサキたちを撮っている時、
何かが超高速で飛んで来て、
私の背後をすり抜けて行った。
鋭い『チ~~~!』と言う鳴き声、
そして目の端に入った、
青く輝く小さな二つの物体。

カワセミ~!
しかも2匹で、縄張り争い中だ。

コムラサキも撮り終える頃だったし、
カワセミ・ポイントへ移動することに・・・
今日は、絶対逢える!と確信して!



確信はしていたものの、
途中、念のため鷺たちを撮っておく。



そう、万が一、
カワセミが撮れなかった時のために・・・(笑)

カワセミ・ポイントに到着して、
対岸を見渡したら・・・

え、やだ~、もういる!!!


三脚をセットなどする間もなく、
慌てて撮った1枚。
何の加工も施していないブレブレ写真。



仕方なく、そのまんま、
カメラは手持ちで撮影続行。



でも、すぐに飛んで行っちゃって、
戻って来ることはなかった。

あ~あ、あそこで鷺なんぞ撮らずに、
このポイントにもう少し早く来て、
三脚セットして待ち伏せれば良かった~!




人生と同じく、
いつも、いつも、タラレバの繰り返し・・・






コムラサキ・チャレンジ 2日目

2022年09月26日 14時48分30秒 | 虫さん
土曜日に初めて出逢ったコムラサキ
その美しいの翅をもっと見たくて、
昨日も散歩に出掛けた。

この三連休、どこかへ出掛けることもなく、
3日間連続してのご近所散歩のみ。
でも、いろいろと収穫は多く、
それなりに充実し満足の行く連休だった。
決して、負け惜しみ(?)ではない。
人の多い場所や、
渋滞する道路が嫌いなんだから、
仕方がない。



ま~、それは、ともかく・・・



コムラサキたちがいる大きな柳の樹。
川面に張り出す枝は、
カワセミのお気に入りでもある。
ただ、葉が茂っている今の時期、
カワセミを見つけ出すのは・・・ 無理。



冬場は、土手の草が枯れて、
この柳の真下にまで行けるのだけれど、
今は、近付くことは出来ない。



3本ほどの柳が、枝を絡ませて、
まるで1本の巨木のように見える。


コムラサキたちは、
姿を見せてくれるのだろうか?
昨日ここにいたからと言って、
今日もいるとは限らない。
前日同様、風もソコソコ吹いていた。
はたして、まともな写真、
他人様にお見せ出来る程度の写真が、
撮れるのだろうか?


土手から柳の樹を見渡しても、
初めのうちはコムラサキの気配がなく、
ちょっと不安になったけれど・・・


しばらくして、1頭目が飛んで来た。
さ~て・・・
コムラサキ・チャレンジの開始だ~!



1頭目は、前日も逢った子。
前翅が欠損していたコムラサキ
でも、この場所に留まっている限り、
に輝くのは期待出来そうになく、
数枚だけ撮影して諦めた。



そうこうしていると、
2頭目のコムラサキが登場!


しかも、思い掛けず、
目の前の葉っぱに止まってくれた。
だけど、紫色には輝かず・・・



動ける範囲で、
角度を変えて撮ってみたけれど・・・



う~ん、紫色、見えないな~。
もしかして、メス?

実は昨日は、3頭のコムラサキが・・・
前日の2頭は、どちらもオスだったけど、
3頭目はメスかも知れない。

メスは、前翅の後方や後翅の後方が、
オスに比べて丸みをおびている、とか・・・
オレンジの帯がどうのこうの、とか・・・
いろいろ書いてあったけれど、
オス、メス、並べて見たことないので、
私に判るはずもない。
ひとつだけハッキリしているのは、
メスは紫色には輝かない、ってこと。

どこから、どういう角度で見た時に、
オスの紫色が1番美しく見えるか?
それについては、
『メス目線で見た時』ですと~(笑)
それは、かなりハードル高いな~。



気を取り直して、
飛んでいるコムラサキに狙いを定めた。


止まってくれたけれど、
そこで紫色を見せてくれるかな~?



あ、ほんのりと紫色が見えた!
そこ、いいかも~!



しかし・・・



柳の枝って、
どうしてそんなにも、風に揺れる!?



油断すると、すぐにフレームアウト。



でも風に吹かれるから、
翅を閉じたり、
開いたりしてくれてるんだけどね。



同じような写真ばっかりで、
申し訳ないけれど、
この開き加減、この角度じゃないと、
紫色が出現しなかったのよ。



昨日撮ったコムラサキは、200枚。
ざ~っとチェックして削除し、
残ったのは80枚。
更に精査して30枚に絞り込み、
その中から、
どうにかお見せ出来る8枚を選んだ。



ピントが甘くても、
紫色が綺麗な方がいいかな?って・・・



頑張ってはみたものの、
ネットなどで目にする写真の、
足元にも及ばない。
いや、別に写真はど~でもいい。
あの素晴らしい紫の翅を、
写真ではなく自分の目で見てみたい!

今度逢いに行けるのは、次の土曜日。
逢えるかな?
もしまた逢えるのであれば、
その時は『メス目線』で眺めようと思う。








散歩道のイソヒヨドリくん

2022年09月25日 19時36分08秒 | 鳥さん
秋分の日のいつもの散歩道・・・



川沿いの遊歩道にイソヒヨドリくん。



ここんところ、
美声を響かせているのは、君かい?



生憎の曇り。
せっかくのブルーの羽根が輝かない。



気付かれないよう、
フェンスの間からカメラを向ける。



お陽さまの光が当たると、
もっともっと綺麗なブルーなのに、残念。



たぶん今年の春に生まれた子だと思う。



ああん、飛び降りちゃった!



ご飯探しか・・・



何か見つけた?



ボケボケ写真だけれど、
ちゃんと成果報告しとかないとね。







コムラサキと初めて出逢った!

2022年09月24日 22時45分18秒 | 虫さん

いつもの川辺の散歩道、
大きな柳の樹でタテハ蝶に出逢った。



初めて見るタテハ蝶。



誰だろう?



蝶に限らず初めての虫さんに出逢うと、
テンション上がるのは、
いつものことだけれど・・・



えっ・・・!?
 


ええ~っ!?



紫色~!?



これって、コムラサキ~!



何年も前からの馴染みの散歩道。
そこに、コムラサキがいるなんて!



コムラサキは、
茶色地に薄いオレンジの紋があるタテハ蝶。
オスの羽根の表面は紫色に輝く。
名前のとおり、オオムラサキ
ひとまわり小さくしたような蝶。
雑木林や河川敷で見られ、
市街地でも発生していることがある。
樹液や獣糞などに良くやってくる。
幼虫の食草は、
シダレヤナギ、コゴメヤナギなど、
ヤナギ科の植物。
        《 昆虫エクスプローラより 》 



コムラサキは、九州から北海道まで、
日本全土に分布している。
ただ、1980年代に入ってから、
その生息数が急減したらしい。
福岡県レッドデータブック(2001年版)では、
絶滅危惧Ⅱ類に指定されていた。
生息地である柳のある水辺環境が減少し、
またその樹液が成虫の餌となるクヌギ、
コナラ類の伐採が衰亡の主要因と考えられ、
日本産蝶類県別レッドデータリストでも
絶滅危惧危急種とされていたようだ。
でも最近は、少し回復傾向にあるようで、
福岡県のレッドデータブックからは、
現在は除外されている。



とは言え・・・
まだまだ、そう頻繁に、
どこででも出逢える蝶じゃないはず。
そう思うと更にテンションが上がる!



コムラサキだと気付いてしまったら、
その美しい紫色の翅を撮るしかない!
でも、その翅の紫色は、光の角度で、
見えたり、見えなかったり・・・
しかも、この子、
風が吹いた時に翅を広げる傾向が・・・
バランスをとるためなのだろうか?



風が吹いた~!
翅広げた~!
結果、ブレブレでピントが合わない。(涙)



帰宅してPCに写真を移して確認。
なんと、250枚も撮ってた!
大半が、即ボツのブレブレ写真。(笑)
残りも、ピントが甘い写真ばかりだけれど、
その紫色の翅が撮れているのを優先。
だって~、コムラサキだもん!



1頭だけだと思っていたら、
もう1頭姿を現した!



僅かに紫色が見えた。
この子も、オスだ。



道理で、先にいたオスとケンカ腰。
かなり縄張り意識が強いらしい。



前翅の一部が欠損している。



この子たちは、
この柳の樹で生まれたのだろうか?
250枚もの写真を撮っている間、
別の場所へ行く気配がなかった。
この樹から離れがたいのか?



ならば・・・
明日も、逢いに行こうかな・・・








野分のあと・・・

2022年09月21日 14時20分26秒 | 虫さん

仕事場のそばの百日草、
台風14号の暴風雨で、
なぎ倒されているものも多かった。


彼岸花は、必死に耐えていた様子。


ここの白花は、綺麗。


黄色は彼岸花と言うより、
リコリスと呼んだ方が似合いそう。



小さな虫さんたちは、大丈夫か?
どこかで暴風雨をやり過ごしただろうか?







ナミアゲハ





ツマグロヒョウモン







イチモンジセセリ





セセリちゃんをパパラッチしていたら・・・


ツチイナゴが写り込んでいた。
まだ翅が伸びていないお子ちゃま。





誰かが、ゴソゴソ・・・


セセリちゃんたち。
プロポーズ中だったのかな?




イヌビワの葉っぱを確認に行く。
一昨年、ここに、
イシガケチョウの幼虫がいたから・・・


でも、ポツンといたのは、
ヨツモンカメノコハムシだけ・・・






今年も逢えた!
ミツクリヒゲナガハナバチ


秋に姿を見せるヒゲナガバチ。


その緑色の目を見たかったけれど、
なかなか難しい。
悪戦苦闘していると・・・


黄色の毛むくじゃらな蜂がやって来た!


トラマルハナバチかな~?






いつも最初、パッと見た瞬間は、
オオスカシバだ~!と思ってしまう。


オオスカシバと同じ、
スズメガ科ホウジャク亜科の、
ヒメクロホウジャク


オオスカシバより小さく、
更にすばしっこい。


う~ん、今回はコレが限界。




台風14号が過ぎ去ったら、
いきなり秋になってしまって、
お昼休みのちょこっと散歩も、
出来るようになった。

ミツクリヒゲナガハナバチと、
ヒメクロホウジャクの撮影は、
再チャレンジしなきゃね。