日本一多くの昆虫標本を所蔵する九州大学。
その膨大な収蔵品の中から、
選りすぐりの『ふくおか大昆虫展』
お盆休みにやっと行って来た。
写真は、ご自由にどうぞ!だったけど、
ガラス越しでまともには撮れない。
まあ、仕方ないか・・・
想像していたより、
コンパクトな展示だった。
良く言えばね・・・(笑)
東南アジアや中南米などでしか、
見ることが出来ない昆虫たちがメイン。
これ、先月、
『ダーウィンが来た!』でやってた、
メガネトリバネアゲハね。
これも、トリバネアゲハ。
みんな大きい!
でもあの時、番組内で探していた、
世界最大の蝶と言われている、
アレクサンドラトリバネアゲハは、
ここにはいなかった。
やっぱり、そう簡単には出逢えない!
ってことなのだろう。
こっちは、蛾。
マダガスカルの森に住む美しい蛾、
ニシキオオツバメ。
そして世界最大の蛾、
ヘラクレスサン!
左がオスで、右がメス。
こんなにも大きな蛾を、
マジマジと眺める日が来るなんて・・・(笑)
昔は虫嫌いだった私。
嫌いと言うより、怖かった。
小学校の校庭に大きな楠があって、
そこに大きな蛾がたくさんいて、
怖くて怖くて仕方なかった。
今思うと、あれはクスサンだったんだろう。
通り道に小さな蛾がいただけで、
目を閉じて、走って通り抜けてた。
そんな私が世界最大の蛾をガン見だなんて・・・
人間、変われば変わるもんだ。(笑)
蜂の姿に擬態した蛾たち。
カラフルなカメムシたち。
どっかの国のお土産物屋さんに、
並んでいそうな配色。
クワガタムシ、カブトムシのコーナーには、
多くの子供たち、
特に小さな男の子たちが張り付いていた。
さて、ここで問題。
この虫さんは、いったい何?
そして、そのお名前は?
答えは、のちほど・・・
生体の展示はちょっとだけだった。
お蚕さん。
羽化した成虫が見たかったんだけどね。
そして、
超絶人気薄のコーナーにいたのは・・・
思わず、可愛い!と呟いてしまった。
後ろに立っていたスタッフの女性が、
「この子たち、いっつも隠れていて、
滅多に出て来ないんですよ。
今日は、珍しいです」と・・・
ふむ、ワタシはラッキーだったのか?
この虫さんの名前は、ドミノゴキブリ。
インドに住んでいるそうで、
ゴキブリ界のアイドルと言う人もいるそうな・・・
そこで、先ほどの問題の答え・・・
まさかの、ゴキブリ!
(*^^)v
昆虫展なるものに、
今回生まれて初めて足を運んだ。
前述のとおり、
数年前まで虫さんは嫌いだったし、
虫さんに興味を持ってからは、
その命を奪ってまでして作る、
昆虫標本というモノは、
なんか許せず、見たくなかった。
でも今回の展示は、
専門家の方がその学術研究のために、
採集、作製されたモノ。
敬意を払って見るしかあるまい。
そうではない単なる昆虫マニアが、
己のコレクション欲を満たすために、
希少種をあさり、
その命を奪って作る昆虫標本。
美品を求めるあまり、
卵から育て羽化させ、
そして翅が傷まないうちに殺す。
そう言うパターンもあるらしい。
他人の趣味を、
とやかく言うつもりはないけれど、
私個人としては、気持ち悪い!