カップカーとカレ2の違いは何なのか。今ポルシェライフが作成途中の自称スペシャルと比較してみましょう
まずはエンジンルームから。ポルシェライフのカレ2のエンジンルームのが見当たらないので一昨年エンジンを下ろした直後と比較してみます。まず上ので右側につっかえ棒が見えますがさすがレースカーエンジンフードにすらダンパーが入っていない。或る意味当然ですか?ボンネットのロックすら無いんで。。。当然エアコンなんて有りません。後はインテークの色も違います。余計な物が付いて無いのは勿論エンジンルームのバルクヘッドのインシュレーターも付いてません。
それと、当然レースカーには冷暖房なんて有りませんから、ブロアファンの代わりにブローバイ用?のオイルキャッチタンクが付いてます。
はエンジンを下ろした直後ですが小汚いのは勘弁してください勿論未だエンジンはファクトリーの床を暖めていますが、細かいところをバラして今は綺麗になってます。
エンジン上部のエアインテイク周辺パーツをクリーニングしながら外していきましたが、同時にのクーリングファンを外したのは以前(大昔)に書いたとおりですが、一番のショックはファンのクラックが入っていたことでした。ファンハウジングに傷が有ったので嫌な予感がしたのですが。。。サンドブラストでクリーニングしたらその傷は益々明らかに当初はこの部分を溶接したりパテで埋めたりして修理することも考えましたが、実はこれもマグ。非常に軽量なパーツで重量バランスの問題もありしたが買い換えることに。ところがこれ非常に高価でした
苦労の末、見付けたのがこれファン、ハウジング、オルターネータのセットを見付けることができました。
ファンとハウジングをサンドブラストして仕上げたのが上のです。手前味噌ですが良く出来ました。
カムカバーを開けたら、こんな感じです。勿論せっかく下ろしたのでタペット調整もしましたよ。当然。ただ964の初期だけに採用されていたマグネシューム製のカムカバーは酸化が進んでてチョット焦りました
タペット調整を終え、カバーガスケット交換と液体ガスケットを充填してここは完了。ファンを乗せるとこんな感じです。
エンジンの上に載せるとこんな感じカムチェーンカバーもバラしてパッキン類も交換したのでピカピカです。ファンの左手のデスビもオーバーホールしましたよ。
簡単な作業かと思いましたがこれが結構大変でした。右上のベルト交換が一番の目的でしたが、これ交換しておいて良かった。取り外したベルトはもうボロボロでした。
デスビ本体もサンドブラストしたのでこちらもピカピカオーバーホールと同時にキャップ、ローターも新品に交換しました。
そして組み上がったのが、これ。空冷エンジンは冷却が命。エンジン周りのパーテーションも熱で腐食が進んでたので、ここもサンドブラストと再塗装を行いました。どうせすぐ熱でボロボロになっちゃうんですが。。。
熱と言えば熱対策としてここ。燃料系は影響を受けやすいので燃料ホースに断熱材を巻いてみましたそれと、その断熱材をエンジンルーム内のバルクヘッドにも張ってみました。綺麗に仕上がって大満足です
所詮カレ2はカレ2。カップカーにはなりませんが