歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

”メロディ朗読”作品をリメイクしました

2021-08-10 11:09:41 | 創作
8月に開催されるお寺のイベントの
ステージで奉納するメロディ朗読作品、
2021年版にリメイクしました。
文章も音楽も両方、書き換えました。

”メロディ朗読”というのは、造語です。
朗読のバックミュージックとして、
音楽を作って、バックに流すのですが、
朗読と音楽が一体となって、物語を
語っていくように創作しています。

現在、”歴女ピアニスト”としての活動は、
歴史講座や公民館行事がほとんどないので、
こういった創作活動が中心となっています。





お寺に古くから伝わる物語を題材にして、
朗読ステージでお客様に聞いて頂くよう
構成し、それに合わせて音楽を作ります。

お寺に伝わる昔話に音楽を付けるなんて、
簡単そうに見えますが、結構大変です。

不思議なことに、古い歴史を持つお寺は
それぞれのお寺に、”そのお寺だけの昔話”が
あることが多いです。昔話は、和尚さんや
地元の方によって、語り継がれています。





〇〇寺にある寺宝の掛け軸をどろぼうが
盗もうとしたら、掛け軸がうなりだした。
どろぼうは驚いて、一目散に逃げだした。

昔、殿様がいざ戦い!に備えて軍資金を
隠しておいた。その軍資金のありかは?
〇〇寺が目印という殿様の遺言を頼りに、
みんなで探したけれど、見つからなかった。





このように語り継がれた
”お寺のとっておきの話”を
依頼されたお寺のイベントの
ステージで発表しています。

イベント当日、お寺に集まった方々に
朗読ステージ用にお話を再構成して、
情景にぴったり合った音楽を付ける。
それって、結構時間がかかります。

今回、以前の作品をリメイクしました。
岐阜県の古寺を作った武将のお話です。





お寺のイベントでお寺の始まりを紹介。
お寺を作った戦国武将を紹介するのに
武将の一生を一つの物語にして語るのは
どうだろうか?という発想からスタート。

そこで最初、武将の経歴が残されていた
”寛政重修諸家譜”という江戸時代の
資料をもとに3ページの物語を作り、
お寺に古くから伝わる資料をもとに、
1ページの物語を作り、合体させました。





近年、毎年イベントで発表しています。
”史実に忠実”にを大切にしていましたが、
もうちょっと面白くしてもいいかなと
今回、1ページ増やして全部で5ページに。

お話に合わせ、音楽もリニューアルしました。
以前より深みが増したのでは、と思います。

手間がかかって大変ですが、結構
楽しんでやっている自分を発見しました。

8月に開催されるお寺のイベントでは
地元FM局で活躍されていた方の朗読に
私のキーボード演奏のステージとなります。