荻窪の大田黒公園に到着したのは、朝10時半。
昨日の雨が残って、曇った空の下、辺りはしっとりと静か。
うまれるのイメージ
素足になり笹に分け入る
いただいた日本茶は新茶だそうです。
たっぷりの茶葉で濃く出した、その苦みあとの薫りは
あおい笹をしだくような生々しさ
なにがおこるか待つ
広くゆるやかになびく腕は
くにづくりのしおをかくかのようで
立ち現れる大地と そこに陽の射す不思議
内が何度も折り重なって殻をつき動かす
ほつ と開いたわれのなんとも小さいことか
ここにいる
地に染み込み 天を仰ぐ
傍らの樹はまさにそうして生きている
頭を寄せると
生まれたばかりで亡くなっていくような
いつまでも仰ぎみる心持ちに
子供連れの賑やかな友人共々、
招いて下さったのは、柳沢望さん。
奥様への誕生プレゼントにとのご依頼でした。
両手にたっぷりのるほどの新茶をいただきました。