舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

クルジュ・ナポカ:マジャール劇場

2009-11-25 00:47:19 | 小栗判官・照手姫


10mは言い過ぎました。

が、

劇場の入口の上にど~んと、カラーのポスターが!
巨大な照手姫(ケイさんっ!)と真ん中に小さく小栗(宇佐美くん)とが、なぜか麦畑の中に立っているっ!


国営テレビの取材が入りました。
(日本で言う、NHKね)
公演に先立ち、ロビーで、30分ほどの記者会見。
劇場の客席には、5台くらいTVカメラの三脚が林立してるっ!
邪魔だよな~


開演のアナウンスはテープ録音で。
それにも、銅鑼の音が3回入っていたので、ルーマニアはこういう伝統なんだろな。
ちなみに、テープは2回繰り返されたので、銅鑼は6回鳴りましたとさっ。

やはりドーム型の天井は、今までの劇場に比べ、広く大きく、やや低め。
2階席までしかないけれど、800人くらいは入るのだそう。

声がとてもよく通る。
オーケストラのような、まるく、やわらかく、ダイナミクスのある音楽にやはり適しているのですねぇ。
建築もやはり文化の一端を担っている。


お客さんはとても静かでした。

難解な舞台に臆していたか、
パワーに圧倒されていたのか、
その前に来ていたという日本の劇団の舞台がつまらなかったらしいので、冷ややかだったのか、
はたまた、土地柄がいくつかの民族が集まる地域なので、穏やかな反応だったのか。

基礎的な技術の至らなさが自分としては目につきましたが、
(単にそろえるっ!とか、きちんと位置取りをする、とか、品よくリズムを維持するとか)
特に2幕!
ケイさんの照手姫のシーンの語り(紗矢さん!)は今までになくのびやかで、目を(耳を)みはるものがありました。


舞台上に居ながら、いろんな事かんがえたなぁ。


まわりのメンバーの感想は、とても高いテンションで充実していた!とのこと。
ま、その分ミスも多かったけどね。


たしかに、
生まれている、
成長している、
という実感は、あり、です。


来年、この公演の録画が放映されるそうです(ルーマニアの「芸術劇場」みたいな番組らしい)。



クルジュ・ナポカに来てから、ずっと霧のお天気でしたが、
公演を終え、お呼ばれした打ち上げから、夜中に帰ると、
雲が晴れ、星空がっ!

まわりが暗いので、オリオン、カシオペア、北斗七星、スバル?が見え、
おーっ、と眺めていると
流れ星が2つ!!



おおいなるものを感じた日でした。
コメント
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