子供のような眼差しで
街をながめて歩く
初めて見るもののように
時には触れてみる
ふと冷たい空気の流れに気をとめたり
音に耳をすませたり
漂う香りに見えない向こうを思ったり
そこにある、向こうからやって来るものを受け取る
そればかりでなく
自ら積極的に関わってみることも
芸術品を見るように
隠された秘密を探るように
確信をもって
これを誰かと共有しようとする
言葉でも
動きでも
それが時間にリズムを与え
空間に速さと方向をもたらす
そうして出来たスコアを
繰り返してみる
世界の秘密をとき明かすまで