迷ったら

樹に聞く


剪定なんてやったことないし、
どうやるのが正しいかなんて、農家の皆さんも誰にもわからない。


ならば、
この樹がどうなりたいのか、
じっくり眺めてみる。


そもそも、

こんな自分が、
なぜか島に足を踏み入れ、

なぜか人々と出会い、

なぜか声をかけてもらえ、

この畑をまかされ、

斜面を登り、

作業にとりかかり、

いま、この樹の前にいる


ご縁ではあるが、
偶然にしては必然だ。


次の行動は、
許されて、そこにあるのだろう。



すべての瞬間は繋がってここにあるし、
あらゆる可能性を秘めた次の瞬間は、やはり未知だけれど、
許され、繋がっている。

ここにいてよい


この樹も同じ


その次の瞬間が来るまで、
しっかりと、
内の火を燃やしながら、
待つ。



今日のみかんの樹との対話です。