時代劇とオンライン坐禅

コロナ自粛もあり去年から時代劇をよく見ます。
1)水戸黄門
悪代官や悪家老が悪徳商人とつるんで、裏社会で金儲け。善良な農民と町民は泣き寝入り。いつの世も権力はうまいのう（笑）
そこに黄門様の葵の御紋で、皆ハハー！とひれ伏す。勧善懲悪めでたしメデタシ！
気分はスッキリするが、権力に従うだけで監視しない国民性が今に引き継がれていそう？

行く先々の藩の事情や土地柄、特産などに触れる楽しみもある。

2)鬼平犯科帳
江戸時代は夜は闇の世界、悪さもやろうと思ったらなんでもやれる。
法は建前、裏と表の使い分けが当たり前。奉行所とは別に、幕府特命の火付け盗賊改め長谷川平蔵の知恵と腕力と人情の物語。
蛇の道は蛇、毒には毒、真心には情けで、厳しさの中にも人間味が溢れ、我が池波正太郎ファンが溜飲を下げる。
盗賊の良心を目覚めさせ、親分手下として再生させる懐の深さは実にご立派！
若気のいたりで裏社会を経験した平蔵ならではの人生観だろう。(現代の竹中平蔵とはえらい違い？)
「人とは妙な生きものよ
悪いことをしながら善いこともし、その逆もある。善と悪が混ざり合っている。
人の心の奥底には己でさえ分からぬ魔物が棲んでいるものだ」
狭い範囲で完璧を求める国民性、それ故か落ち度をムリに隠そうとして信用を失うリーダーにはとても参考になるはず。
良いにつけ悪しきつけ、時代劇に学ぶことは多いですね。

もう一つ、今仕事を少なくしているので、その分オンライン座禅会を続けようと思っています。とにかく続けると良さを実感できるのではという手応えあり！
脳の重さや腸とか心臓の働きを感じるというもので、慣れると何となくそんな気がするから不思議！
とかく情報に振り回されがちな現代、調身、調息、調心で1日(否半生かな？)の心の汚れ落としに良いかも？難しいのは、脚を三角に組んで腰骨を立てて背筋をまっすぐに座ること。足首がすぐに痛くなり、あぐらでごまかしています。

禅寺もコロナ禍の中で、業界の壁を破って挑戦している姿勢に好感が持てます。

先週の土曜の座禅は寝ての禅。
お腹、胃 肺 脳 目 口 手のひらなど身体のパーツに神経を澄まし、その気配を感じる。そして全身を解放して行くというもの。
身体の部分はそれ自身で生きている事が感じられ、心身一如の実感あり。マインドフルネスと同じで、いつでもどこでも簡単にできるので続けられそう！

横田南嶺管長の対談と講話も、自在な展開で生き生きとしていて為になる。

メールでアドレス申し込めば、オンライン座禅の招待が来て簡単にZoom で体験できるのでオススメです。
アメリカで流行っているマインドフルネスと同じく、いつでもどこでもちょっとでもできる点が良いですね。
中国の人権抑圧、ミャンマーの軍事クーデター、ロシアの民主化ナバリヌイへの刑罰、日本の三悪暴走老人(森、麻生、二階)で荒んだ心が癒されます（笑）