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今年も阿蘇の実家に帰省、いつもとは違うふるさとの魅力を再発見できた。
世界一と言われるカルデラ(9万年前の超巨大噴火でできた南北25k東西18k世界最大の窪地)は、外輪山と真ん中にそびえる五岳(猫・高・中・杵島・烏帽子)、その盆地に散在する町村から成る。
今回は、五岳の西端の高原の素晴らしさだ。
45年前に住んでいた頃と違い、登山道路が北・西・東に張り巡らされ、立派なバイパスが南阿蘇村を突き抜けている。
登山道路を少し入ったペンション村に泊り、すぐ近くの温泉センターで、延岡からの山越えのドライブの疲れを癒す。
どの登山道路にも、ペンション村が点在するが、なんとなくさびれた感じ。
24年前に脱サラしたペンションの主人が言う。
「細川知事のときは、”九州の軽井沢”として、バイパスや外輪山にトンネルを作ったり、盛り上がった」
「肥後の赤牛も、牛肉の自由化で畜産農家が減り、名物の野焼きもボランティア頼みでやっと維持」
「熊本県は保守性が強く、観光も下手なんですよね」
と、嘆き節が続く。
確かに、まっすぐに伸びるバイパスは閑散として、のどかな山村風景が広がったままだ。
宮崎への入口になる高千穂町は、東国原さんが願掛けをして知事になった神社や、有名人が霊感を宣伝するなど、パワースポット人気が高まり、150万人/年の観光客があるという。
ペンションから、登山道路を中岳火口の方に2,3Km登ったところに、お目当ての阿蘇高原美術館がある。
熊本市出身の葉祥明さんが、阿蘇に魅せられて、2万坪の高原に自然を生かしたもの。
本拠は、北鎌倉美術館(1990年代)。
葉さんは、イギリスを中心にイタリア、アメリカなどで絵本作家として活躍、青や緑などの原色の広がりの中に、小さい生きものを精緻に描いた作品が多いようだ。
彼は、少年時代に阿蘇の自然と景観に触れ、それ以来ずっと自分の心の原点として、愛し続けているという。
「最後の一日を阿蘇の自然と共に過ごせるとしたら、何も望まない」とさえ、、
小さな館の奥には、ちょっとした丘があり、ススキの中にいくつかの小道が連なる。
何年かかけて、葉さんの手作りとのこと。
それぞれに、ジェイクの丘など名前が付けられ、めくられた本のオブジェが備えられている。
五岳の高原の一角から、外輪山と南郷谷を望む。
360度に広がる高原、外輪山に囲まれたちょうどいい空間、晴れわたった青空にふっくらと浮かぶ白い雲・・・
メルヘンの世界のような絵本の情景が目に浮かぶ。
実家から見上げる五岳の威容とはちがい、大空に伸びる”すべてを許容”しているかのような眺め。
彼は、詩人でもある。純な感性とシンプルな表現がいい。
『自分らしく』葉祥明作
自由な心で生きるには 許しが必要です
相手を許し 自分を許し
過去を許し 社会を許し
すべてを受け容れることです
許しに比べれば
誇りも 自尊心も
小さなことでしかありません
許しによって得られる 心の自由は
何ものにも替え難いものです
日本の良さは、外国人に言われて初めて気づくことが多い。
ふるさとの良さも、同じようなものだろうか。
生まれ育った阿蘇に誇りと感謝!
世界一と言われるカルデラ(9万年前の超巨大噴火でできた南北25k東西18k世界最大の窪地)は、外輪山と真ん中にそびえる五岳(猫・高・中・杵島・烏帽子)、その盆地に散在する町村から成る。
今回は、五岳の西端の高原の素晴らしさだ。
45年前に住んでいた頃と違い、登山道路が北・西・東に張り巡らされ、立派なバイパスが南阿蘇村を突き抜けている。
登山道路を少し入ったペンション村に泊り、すぐ近くの温泉センターで、延岡からの山越えのドライブの疲れを癒す。
どの登山道路にも、ペンション村が点在するが、なんとなくさびれた感じ。
24年前に脱サラしたペンションの主人が言う。
「細川知事のときは、”九州の軽井沢”として、バイパスや外輪山にトンネルを作ったり、盛り上がった」
「肥後の赤牛も、牛肉の自由化で畜産農家が減り、名物の野焼きもボランティア頼みでやっと維持」
「熊本県は保守性が強く、観光も下手なんですよね」
と、嘆き節が続く。
確かに、まっすぐに伸びるバイパスは閑散として、のどかな山村風景が広がったままだ。
宮崎への入口になる高千穂町は、東国原さんが願掛けをして知事になった神社や、有名人が霊感を宣伝するなど、パワースポット人気が高まり、150万人/年の観光客があるという。
ペンションから、登山道路を中岳火口の方に2,3Km登ったところに、お目当ての阿蘇高原美術館がある。
熊本市出身の葉祥明さんが、阿蘇に魅せられて、2万坪の高原に自然を生かしたもの。
本拠は、北鎌倉美術館(1990年代)。
葉さんは、イギリスを中心にイタリア、アメリカなどで絵本作家として活躍、青や緑などの原色の広がりの中に、小さい生きものを精緻に描いた作品が多いようだ。
彼は、少年時代に阿蘇の自然と景観に触れ、それ以来ずっと自分の心の原点として、愛し続けているという。
「最後の一日を阿蘇の自然と共に過ごせるとしたら、何も望まない」とさえ、、
小さな館の奥には、ちょっとした丘があり、ススキの中にいくつかの小道が連なる。
何年かかけて、葉さんの手作りとのこと。
それぞれに、ジェイクの丘など名前が付けられ、めくられた本のオブジェが備えられている。
五岳の高原の一角から、外輪山と南郷谷を望む。
360度に広がる高原、外輪山に囲まれたちょうどいい空間、晴れわたった青空にふっくらと浮かぶ白い雲・・・
メルヘンの世界のような絵本の情景が目に浮かぶ。
実家から見上げる五岳の威容とはちがい、大空に伸びる”すべてを許容”しているかのような眺め。
彼は、詩人でもある。純な感性とシンプルな表現がいい。
『自分らしく』葉祥明作
自由な心で生きるには 許しが必要です
相手を許し 自分を許し
過去を許し 社会を許し
すべてを受け容れることです
許しに比べれば
誇りも 自尊心も
小さなことでしかありません
許しによって得られる 心の自由は
何ものにも替え難いものです
日本の良さは、外国人に言われて初めて気づくことが多い。
ふるさとの良さも、同じようなものだろうか。
生まれ育った阿蘇に誇りと感謝!
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