ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

桜田大臣の辞任に想う

2019年04月11日 | 政治 経済 社会 憲法
ついに桜田オリンピック大臣辞任、
とんでも無い人だけど、庶民的な愛されキャラにも思える。
こんな人は我々世代には、とくに珍しくもなく結構多いような気がしています。
PCも出来ずスマホも使えないサイバー担当大臣と同じく、設計のできない設計部長、ビジョンもなく現場を知らない経営者(日産だけに非ず)、知性もなく論理に弱い政権・政治家etc. etc.
ものごとを本質的に捉えないでも、何となく務めが果たせる日本社会がどこそこに根強く残っている。
この対極の意味で、
屋久島に移住した友人のモットー「天上天下唯我独尊」の意味を、最近知りました。
自分の思い通りにやりたい放題!と誤解していたようだ。
自分の頭で考えて自信を持って生きること!世間からも自由になって 己を全うする。
それと同じように、他人とか異なる考えも尊重して認めること!
自分の生き方に自信が持てれば、何も臆することもない。

まさに多様性時代にふさわしい考え方だ。
どうも会社や忖度社会に慣らされた日本人には、周りをキョロキョロして付和雷同していることが目に付いてしょうがない。
BS番組「イタリアの小さな村の物語」:
小さな過疎の村で老人たちが、自信たっぷりに生きている。
畑で野菜を作ったり、家族で助け合いながらツーリズムの宿やレストランを営んでいる。
愛とか人生とか語り、普遍的な生き方を実践している、
忖度とか世間とかにとらわれず、堂々としてる。
日本の政治や選挙はもちろん、高齢社会の大勢にはそんな思いが感じられない。
一見、独裁にも見える安倍政権だが、自分の本当にやりたいことがあるのか?保守勢力や派閥への忖度ばかりで、良く考えることなく突き進んでいるようにも思える。
日米同盟の強化というが、トランプ氏への忖度だけではないのか?当初息巻いていた「戦後レジームからの脱却」はどこに行ったのか?彼のキャリアを見ると、自分で何かを成したとか、自分に自信を持てるような生き方とは程遠いようで、一国のリーダーとして人間的にも信用できない。

こういう面では、日本人の生き方を根底から疑った方がいいな、と感じることが多いので実に残念です。
新渡戸稲造は、
「日本にも偉い人物はいる。しかし祭り上げられる。アメリカでは台所に、学校に、人生のありふれた路上に見つけられる。日本では素晴らしい人が見落とされる」
と、忖度を含め権威に弱い国民性を見抜いている。


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