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ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

コスタリカの奇跡

2018年07月28日 | 政治 経済 社会 憲法
ドキュメンタリー「コスタリカの奇跡」の映画会は、200人以上で超満員、いろんな示唆を受け、また調べることが増えました。
1948年に軍隊を廃止し、軍事予算を社会福祉や教育に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだ。
それから70年間、優れたリーダーに引き継がれ、国民の平和への意識も高いようです

映画で言う「永久戦争国家アメリカ」から、冷戦期に何回も圧力と軍事協力を求められ、一時期イラク攻撃に参戦したり、汚職にまみれた政権もあったようですが、結果的に、国連を中心とする集団保障と国際法への信頼を基本に、積極的平和を目指している。
イラク攻撃に賛同するリーダーに対して、国民の9割が反対して新政権樹立。
人口450万人くらいの中南米の小国、先日のワールドサッカー予選でも、好ゲームを見せてくれました。麻薬生産国コロンビアと最大の消費国の間に立地し、麻薬戦争の時に、米軍の寄港を許可したことはあるが、現在も米軍駐留は無し。
現在、新たな脅威「新自由主義に伴う貧困格差」で、ウオルマートやリゾートhotelなど、グローバル資本による支配が加速している。
様々な課題を抱えながらも、理想を求める小国の気概に、救われる気がしました。

倫理と一人一人の国民を大切にする姿勢は、先日来日した(独)哲学者マルクス・ガブリエルさんの「倫理なき民主主義は危険」に重なる。
またコスタリカは文化国家を目指す、これはアインシュタインの「ひとはなぜ戦争をするのか」で、「戦争が無くなるとしたら、文化力だろうか?」に通じる気がします。
先進国日本は、今からでもコスタリア方式を取り入れれば、世界に存在感を示せるのでは? 憲法9条の理想を信じて、挑戦していく覚悟が欲しい。
出でよ!日本の思想界か政界のリーダー!、、、無理かなあ
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