ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

散歩の愉しみ

2010年02月15日 | 私生活 雑感
子犬に散歩を付き合ってもらうようになって3ケ月近くになる。
30分くらい、コースを代えて近所をウォッチングしながら運動不足を解消。
朝・昼・夕とで、出会う人も違う。
朝と夕は、同じように犬を連れた常連さんが笑顔であいさつ。
懸命にウォーキングしている人も、子犬のかわいいしぐさに、思わず歩をゆるめて愛想してくれる。
ドウダンツツジの芽も赤く色づいて、春の息吹を感じる。
湧水からの小川の両側に散歩道、コイが泳ぎ、サギのような小鳥が白い翼で水しぶきをあげる。葦の中にも2,3匹、凛とした姿で佇んでいる。
昼、車イスを引いたおばあちゃんが、ニコニコしながら近づいてくる。
何とも穏やかな赤児のような表情、ほっとする瞬間。
犬は近寄って、お腹を見せて甘えてくれる。
老人ホームで、介護犬を飼って孤独を癒しているという記事を思い出す。
川、小鳥、木々や人間・犬を含めた生き物が、自然に触れ合える至福の時・・・
すぐ近くに,川越城主だった
松平伊豆守が、玉川上水から約25Kmの長さ引いたという野火止用水が流れる。
幅1~2m足らず、このあたりの武蔵野の原野に水を引き、灌漑や生活に大いに役立ったという。
大した深さでもないが、ここにも赤や黒の大きいコイがゆったりと泳いでいる。



この2ケ月くらい、散歩のついでにやっているゴミ拾いが習慣になった。
それまで、道路の縁石、植栽の中などいろんなゴミが目につき、気になっていたが、わざわざ拾う勇気がなかった。
袋をポケットに、今日こそはと思い切って拾い始めた。人がいないところでは何でもなかった。でも、信号待ちの車の行列を脇に見て、ゴミ拾いをするのは気が引けた。
これ見よがしの善行・・・
でも、いつも素晴らしい時間を与えてくれるこの散歩道、感謝の気持ちを表すことに何の気兼ねが要ろう。
そう言い聞かせながらゴミを拾った。
最初のころは、何カ月もたまったゴミで、2,3ケの袋がいっぱいになった。
川沿い、駅までの車道沿いなど、4コースを順に回る感じで、その日のコースを決めている。最近は、さすがに拾う量が減ってきた。
それだけきれいになってきた証拠だろうと、密かな満足感。
犬と自分の運動、それに環境美化と1石3鳥、これからもずっと続けたい。
ゴミ一つ 拾う心に 花が咲く(毎度の駄作)














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