小泉改革で日本の経済格差が大きくなったという。
市場主義、規制緩和で海外との競争力を高める施策だけで
そのひずみを是正する面がおろそかになっている。
高齢、病気、障者、倒産失職など経済的に恵まれていない人は
確かに増えていると思う。
一方では株成金や高額所得者など、富裕層も身近でよく耳にする。
普通のサラリーマンでも、持ち株制度の満額利用で何十万株かになり、
この株高で何億もの時価資産にニコニコ顔の友人が少なからずいる。
何の競争でも、それはある土俵上での話、土台のところでは別のルールと原則が存在しているはずだが、今の私たち日本人(戦前、明治の言わば階級社会の支配層と比べ)には”お金持ち競争”だけの感がある。
アメリカは寄付文化で社会のひずみを是正している面があるという。
そこで概要を調べてみた。
寄付総額:米27兆円(日本の100倍)
その中、
NPO寄付:米21兆円(日本0.6兆円)→民間・個人の比率:米75%(日本5%、ほとんどが企業・法人)
GDP比(米1200兆円/日本500兆円)からも日本は異常に少ないといえる。
寄付制度のフロー:
サービス需要者 ← NPO(非営利セクター)⇔ 寄付者(供給者)
サービス 要請/寄付金
富裕層の寄付もドーンと頼もしい!
2000年から2004年の間の寄付ランキング:
1位 ビル・ゲイツ夫妻 100億8500万ドル(1兆5000億円)
2位 ゴードン・ムーア夫妻 70億4600万ドル(8600億円)
3位 ウォレン・バフェット 27億2100万ドル
4位 ジョージ・ソロス 23億0100万ドル*ファンド投資家
資本主義社会は、弱肉強食の社会→勝者の数以上に敗者がいる。
アメリカでは、競争で儲けたら、
社会やコミュニティーへの当然の利益の還元、偽善行為という側面も
現実にあるだろう。
それ以上に、
寄付の精神:「強者が弱者を助ける」といったジェントルマンシップあるいは騎士道精神への憧れと実践、階級社会ではない米国の特に富裕層における美徳あるいは規範として考えたい。
キリスト教の隣人愛に基づく精神風土、神が支配する下での平等、
といった大きな視点も感じる。
階級社会での”ノブリス・オブリージ”=貴族あるいは社会の指導者は、それに見合う責任がある、という精神にも通じるだろう。
こういった富裕層だけでなく、
一般家計からの寄付が多いことに、寄付文化面の貧しさを痛感させられる。
クレジットカードなどの割引分を
自分の支援したいNPOとかの団体に寄付することが浸透しているという。
日本にも年末赤い羽根募金とかユニセフ基金への寄付などがあるが
微々たるモノで、寄付の文化が行き渡っているとはいえないだろう。
ヨーロッパ型の高社会福祉 か アメリカ型の寄付文化か
→ 少子化、財政赤字、経済格差の拡大からも寄付への期待が大きくなる。
今話題の団塊世代の関心も、”meイズム”というか、自分の生きがい
探しが主だ。蓄えた資金の運用益を得ようとする貪欲さに比べ、
社会への貢献への思いは極めて少ないように思える。
地域、家庭など身近にある経済格差への関心を深め、
できることから寄付精神(ボランティア)を発揮して行くことが問われている。
市場主義、規制緩和で海外との競争力を高める施策だけで
そのひずみを是正する面がおろそかになっている。
高齢、病気、障者、倒産失職など経済的に恵まれていない人は
確かに増えていると思う。
一方では株成金や高額所得者など、富裕層も身近でよく耳にする。
普通のサラリーマンでも、持ち株制度の満額利用で何十万株かになり、
この株高で何億もの時価資産にニコニコ顔の友人が少なからずいる。
何の競争でも、それはある土俵上での話、土台のところでは別のルールと原則が存在しているはずだが、今の私たち日本人(戦前、明治の言わば階級社会の支配層と比べ)には”お金持ち競争”だけの感がある。
アメリカは寄付文化で社会のひずみを是正している面があるという。
そこで概要を調べてみた。
寄付総額:米27兆円(日本の100倍)
その中、
NPO寄付:米21兆円(日本0.6兆円)→民間・個人の比率:米75%(日本5%、ほとんどが企業・法人)
GDP比(米1200兆円/日本500兆円)からも日本は異常に少ないといえる。
寄付制度のフロー:
サービス需要者 ← NPO(非営利セクター)⇔ 寄付者(供給者)
サービス 要請/寄付金
富裕層の寄付もドーンと頼もしい!
2000年から2004年の間の寄付ランキング:
1位 ビル・ゲイツ夫妻 100億8500万ドル(1兆5000億円)
2位 ゴードン・ムーア夫妻 70億4600万ドル(8600億円)
3位 ウォレン・バフェット 27億2100万ドル
4位 ジョージ・ソロス 23億0100万ドル*ファンド投資家
資本主義社会は、弱肉強食の社会→勝者の数以上に敗者がいる。
アメリカでは、競争で儲けたら、
社会やコミュニティーへの当然の利益の還元、偽善行為という側面も
現実にあるだろう。
それ以上に、
寄付の精神:「強者が弱者を助ける」といったジェントルマンシップあるいは騎士道精神への憧れと実践、階級社会ではない米国の特に富裕層における美徳あるいは規範として考えたい。
キリスト教の隣人愛に基づく精神風土、神が支配する下での平等、
といった大きな視点も感じる。
階級社会での”ノブリス・オブリージ”=貴族あるいは社会の指導者は、それに見合う責任がある、という精神にも通じるだろう。
こういった富裕層だけでなく、
一般家計からの寄付が多いことに、寄付文化面の貧しさを痛感させられる。
クレジットカードなどの割引分を
自分の支援したいNPOとかの団体に寄付することが浸透しているという。
日本にも年末赤い羽根募金とかユニセフ基金への寄付などがあるが
微々たるモノで、寄付の文化が行き渡っているとはいえないだろう。
ヨーロッパ型の高社会福祉 か アメリカ型の寄付文化か
→ 少子化、財政赤字、経済格差の拡大からも寄付への期待が大きくなる。
今話題の団塊世代の関心も、”meイズム”というか、自分の生きがい
探しが主だ。蓄えた資金の運用益を得ようとする貪欲さに比べ、
社会への貢献への思いは極めて少ないように思える。
地域、家庭など身近にある経済格差への関心を深め、
できることから寄付精神(ボランティア)を発揮して行くことが問われている。
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