ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

大館ハチ公の里と原発映画

2015年10月17日 | 旅 行事
秋田県 大館市
忠犬ハチ公とキリタンポの里

仕事で2泊3日、羽田ー大館能代空港便は 一日朝夕の2便だけ。
これで空港の運営がよくやっていけるなあ!と心配になる。

リムジンバスで50分で市の中心部に到着。
さっそく、暗い大通りを大館駅まで歩く。大きな川(長木川)を横切り、結構なキョリがある。
往復1時間以上はかかっただろうか。
二階はテナントが入らず、空き室といったビルが目立つ。
大館駅前に、街のシンボル
忠犬ハチ公の像、後ろには秋田犬の像が立っている。
  

江戸時代から金・銀の鉱山として栄えた小坂と大館を結ぶ小坂線は2099/4月に廃線となり、今は一部のレールでを
電動車で走る「レールバイク」で観光に使われているという。
小坂町の明治の芝居小屋「康楽館」には一度行ってみたいと前から思っているが、今回もちょっとムリ、、、
楽屋や回り舞台など昔のまんまで、重要文化財になっている。
夜7時くらいでも、とにかく人っけがない。
ホテルの前の店で、名物のキリタンポ鍋!鶏の脂がのっていてとろけるような新米のキリタンポが実においしかった。数年前、フィギアスケートの荒川静香さんがイナバウアーで有名になった頃、この店で彼女にそっくりの店員が比内地鷄やきりたんぽの作り方を話してくれた事を思い出す。確か冬の寒い日で、キリタンポで身体がポカポカして満ち足りた気分に!
     

朝早く、ホテルの近くを散歩、目抜き通りは「ハチ公通り」の看板が目立つ。
市役所の裏通りには、ちょっとした広場に「ハチ公の小径」があり、余り使われていない小屋が2,3あるだけ。夜は居酒屋くらいやっているんだろうか。
自衛隊の合格通知ビラが貼られ、横須賀海自や東北陸自に配属される名簿が載っている。
">    

市役所から少し行くと桂城公園(大館城)、1550年築城され、関ヶ原の後佐竹氏に統治になる。
1868年戊辰戦争で南部藩に攻められ、落城、焼失したとある。
シロヤナギの大木がデンとそびえている。
城跡から大館市の街並みが一望でき、樹海ドームの白い大きな屋根がひときわ朝日に輝いている。
このドームで、2,3日後にキリタンポ祭りがあるというポスターがあった。
帰りの空港は、1日2便とは言え、客は少なかったが、北秋田の生活をミニュチュアで展示され、名物のなまはげ人形も楽しめた。
         

偶然にも、この2,3日後、
東京の渋谷のハチ公前で友人と映画の待ち合わせ、周りは相変わらずの人だかり。
以前より、外国人が記念写真を撮っているのが目立った。リチャードギヤ監督の映画の影響だろうか。
        映画は、河合さんという弁護士が作ったドキュメンタリー「日本の原発4年後」 東日本大震災から4年、人々の記憶は薄れ、すでに鹿児島の川内原発は再稼働し、電力を供給している。
原子力安全委員会は、規制委員会と名前を変え、50ton近くにまで増えた分離済みプルトニウム(高レベル)を活用する再処理(六ケ所村と)プルサーマル計画は技術的にも破綻していると言われている。プルトニュウム8tonで1000発の核弾道が出来るというから、日本も数先発分を保有していることになる。再稼働でますます増えていくから、世界から常に警戒されている。何よりも高レベル廃棄物の最終処分のメドも立っていない。
まさにトイレのないマンションのまま、計画が延長されている。
映画で衝撃だったのは、アメリカの原発には、テロ対策要員がそれぞれに150人も配置されている、ということだ。
原発は、テロにとっては核兵器!まさにその通りだろう。
監督をはじめとする弁護士さん達、福井地裁で大飯原発の仮差し止めを勝ち取った反原発の人たちの献身的な活動には頭が下がる。
三年前から、原子力情報室に登録しているが、色んな人達が地道に関わりあっておられる。

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