ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

高潔な生き方

2018年01月15日 | 私生活 雑感
センター入試が雪で山陰や北陸は混乱しているが、こちらは快晴の小春日和 、JRのどこからも雪化粧した富士が美しい。
去年は、あいにくの休館日で、駅で引き返した 武相荘ミュージアムに行って来た。
マッカーサーを叱った男、日本で初めてジーンズを履いたダンディ男、、、伝説の人:白洲次郎!
S15戦争直前 、郊外に移り、敗戦に備えて自給自足の田舎暮らし、無愛想に引っ掛けて「武相荘」と命名。(武蔵と相模の国の間にあるという意味も)
アウトドア派の夫:次郎さん、能を嗜み陶器や衣服など古典文化に明るい妻:正子さんご夫妻は、養蚕農家を一部改装し、できるだけ現状のままで昔ながらの生活を愉しまれた。
貿易商で財を成した家系のお陰で、英国ケンブリッジはじめ遊学三昧、ヨーロッパをポルシェで乗り回したという奔放なボンボン?
何やら安倍さんや麻生さんに似てないこともないが、一番の違いは信念Principle と潔さ。
戦後、吉田首相の通訳をキッカケに、GHQとの交渉、日本国憲法草案にも関わり、敗戦国のみじめさに甘んじる人たちの中で、日本人のプライドと自己の信条を貫き通した生きざまは「風の男」とも呼ばれる。
通産省創設とか電力会社会長という経歴もあるようだが、これは本人の力量というより吉田首相の“引き”による名誉職?の様に感じる。
57歳で政財界との縁をキッパリ断ち、83歳で亡くなるまで自流を貫いたとのこと。
遺言は「葬式無用、戒名不用」
185cmのハイカラなハンサムでもあり、敗戦国のヒーローとして語られる。
アメリカの属国外交を続けるしか能がない現状だから(残念) 、尚更 爽快な気分になった。
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