ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

社会連帯と自己防衛

2007年04月22日 | 私生活 雑感
今日の新聞:
特急車内で、解体工26歳が、同じ車両約40人の乗客の中で、21歳の女性を強姦。
1時間くらい、「逃げると殺す」「ストーカーして一生つきまとってやる」などと脅し、下半身を触った後、車内のトイレで30分にわたり暴行した 事件。
犯人はこの他にも、駅構内や車内で何回も女性を強姦しているという。(世間、社会が舐められている??)

衆人環視の中で、堂々とこういった犯罪が出来るのは、一体なぜだろう。
車内の乗客(約40人)は「ジロジロ見るな」とすごまれ、車掌へも連絡しなかった、と書かれている。

40人の中には、元気な男が何人かはいたはずなのに・・・
障らぬ神に タタリ無し、とばかり知らぬふりをきめこんだとしか
考えられない。
正義感のカケラも持ち合わせていない人達ばっかりだったというのか。

もし、自分がその場にいたら、どうだろうか、と考えた。
まず、事情が知りたい。「どうしたんですか?」と大きい声で聞くことが効果的だろうか。
何人かで合図して、飛び掛る。(何も凶器はもっていなかった模様)
またはケータイで110番するなど、何らかの連絡をとる。
少なくとも、トイレの30分の間には、何かやれたのでは?
でも意外に、あっと言う間の出来事だったのかも知れない。

当人も21歳と幼い(?)が、「声を上げられずただ泣いていた」とのこと。気の強い女性なら、「助けて!」とか騒げるのでは?
自分で「何とかしなければ!」という防衛本能を発揮して欲しい。
(今の子育てではムリは承知:平和ボケの大人社会、過保護教育など根は深い?)

以前にも、通勤途中、乗り換えのベンチで、若い女性が男に首筋を捕まれて
もがいていた。
ほとんどが見て見ぬフリで、通り過ぎていた。
僕は数人の人の中に混じり、これ以上な何か起きそうだったら、
間に入る体勢でいた。
そこに高校生(少々不良っぽい感じの)が、その男の胸倉をついて
わめきながら押し込んだきたので、何とか収まった。
高校生の正義感に満ちた表情、それにひきかえ
大人の自分が、何とはなしにはずかしい気がした。

分別くさい、利己心の塊、きっとあの高校生は
大人たちに幻滅を感じたに違いない。
日ごろ、まさかこんな緊迫した事件に合うとは考えていないから、
とっさの時の対応がきちんと取れないという面もある。

身近に何が起こるかわからない作今、自分の反射神経(心身の)を鍛えておかなければ、と痛感する。

後日追記:
4/24毎日朝刊の社説に、「特急車内強姦:見て見ぬふりを決めこむな」というタイトルで言及している。
大体、上記と同じ論調で、さらに「JR西日本は、この事件を検証した上で、防犯対策とその教訓を社会全体のものにして欲しい」と提案している。そして”その乗客”になった自分自身への自覚を促している。 (同感!)









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