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ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

超高齢社会

2013年01月11日 | 私生活 雑感
未来予測で、一番確かなこと:
それは人口動向だけだ! と言っている学者がいたのを思い出す。
少子化と平均寿命の伸びで、どの国も超高齢社会が最大のリスクになっている。

日本の高齢化は世界一!
総人口に占める65歳以上の割合が23%(2010年)
あと、イタリア・ドイツ20%と先進国が続く。
韓国11%、中国8%だが、「一人っ子政策」もあり、これから急速な高齢化が進むそうだ。
7%になったら高齢化社会、14%になると高齢社会と呼ぶらしい。
今の日本のレベルは、文句なしに超:高齢社会を突き進んでいる訳だ。
問題は、社会の「働き手」世代20~64歳の負担増:
高齢者:「働き手」 の比率
2010年 2,924万人vs7497万人=1:2.6人 ”騎馬戦型”(総人口1.3憶人)
2030年 これが 1:1.7人 ”肩車型”になるそうだ。
(27年前1985年では 1:5.9人”胴上げ型”だった)

今60代の人が、80代になったとき、年金・医療などを通して、子や孫に”肩車”してもらう。
社会全体が、どれほど大変な状態になるか! なんとなくイメージできるのではないだろうか。

昨年の夏、熊本のふるさとの中学校の同級会に参加:
男女25人くらいだったが、ほとんどの顔とフルネームを言い当て、感心されたくらいだった。
地元で農業を継いだ者が2-3人、自営業や嫁ぎ先で現役が数人、夫婦で弁護士事務所の女性、
など実に懐かしい。
あのおとなしかった女の子が二人も「飲み屋のママさん」と聞いてびっくり!
姉妹で、平家の落人の豆腐料理で、お食事処&全国通販で活躍している女性も心強い。
当時、田舎の中学では、集団就職で名古屋、大阪に巣立って行った人もいたが、何人か元気な姿を見せていた。
自営業は生涯現役が多いのに比べ、銀行や商社など大組織をリタイヤーした者は、何となく生きのいい話題に乏しい。
サラリーマン時代の延長線で、齢を重ねるだけでは、ほんとうに社会のお荷物・・・
(少なくともこの現実を認め、社会全体の視点で身近なことからやっていかなければ)
どうしても保身第一になりがちな「サラリーマン根性」をリセットすることが必要だ。
終身雇用の弊害を引きづっている?? 我が身を振り返り 反省しきり・・・

このままでは、「高齢者」は子や孫の世代に対し、肩身の狭い存在になってしまう。
最近、「42歳定年制」という提案があるそうだ。
60歳で組織を放り出されるのではなく、早めに第二の仕事を見つけ、自己実現と70代まで働ける場を作る機会として生かす。
もちろん、そのままの組織で自分を生かすことも自由。
組織中心の労働観で、個人が疲弊している現状・・・これを何とか打ち破る一策!
「人生二毛作」「一身にして二生」という考え方が、一般的になればもっと「のびのびと」働けるような気がする。
実際、65歳以上で働いている人の割合:
日本:29%(2010年)、アメリカ:22%、イギリス:11%、ドイツ・イタリア:6%
フランスに至っては2%。 日本人は、働きがい!生きがいを大切にする証拠でもある。
(1975年時点では44%、終戦の1945年では自営業が多かった(80%くらい)こともあり、もっと高かった)

欧米のキリスト教社会(とくにカトリック)では、「労働は苦役」楽しみはバカンスで! という考えが強いと言われる。
我々は本来、 働くことは美徳、汗を流さないで稼ぐことには罪悪感さえある。
超高齢 日本の活力の一つとして、高齢者(65-74歳を”晩期中年”と呼ぶ主張もある)の”働く喜び”を支援する制度が少しずつでも実現していけたら素晴らしい。
若い世代に、夢と活力を与えるような”高齢者”になりたい!



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