■早咲World-No.001 第44期大分合同アマ将棋名人戦3番勝負第1局（平成2年7月1日）

★早咲Ｗｏｒｌｄ－Ｎｏ．００１　
　第４４期大分合同アマ将棋名人戦３番勝負第１局　対川中清戦
　（平成２年７月１日）

▲川中　清（県名人）
△早咲誠和（挑戦者）

▲２六歩　　　　△３四歩　　
▲７六歩　　　　△４四歩　　
▲４八銀　　　　△３二飛（Ａ：途中図）　
▲２五歩　　　　△３三角　　
▲３六歩（Ｂ）　△４二銀　
▲６八玉　　　　△６二玉　　
▲７八玉　　　　△７二玉（第１図）





（Ａ）この日のために研究してきた三間飛車を採用。
（Ｂ）早い歩突きだが石田流を牽制している。


▲９六歩　　　　△９四歩　　
▲５六歩　　　　△８二玉　　
▲５八金右　　　△７二銀　　
▲６八銀　　　　△５二金左　
▲５七銀左（Ｃ）△５四歩
▲６八金上　　　△１二香　　
▲４六銀　　　　△４三銀　　
▲３五歩（Ｄ：第２図）




（Ｃ）急戦で迎え撃つ。　　
（Ｄ）早くも開戦。


　　　　　　　　△４二角（Ｅ）
▲３八飛（Ｆ）　△３五歩　　
▲同　銀　　　　△６四角（Ｇ：第３図）









（Ｅ）後手も変化に出る。鷺宮に対してだけではなく、
　　　振り飛車の△１二香と３二に何か駒がいる形は
　　　非常に相性が良い。
（Ｆ）悪手。ここは▲３四歩△同飛▲３五歩とするべき。
（Ｇ）強烈な一手。先手に適当な受けがない。


▲４六歩（Ｈ）　△同　角
▲３四歩　　　　△１九角成　
▲４四銀　　　　△同　銀　　
▲同　角　　　　△４二飛（Ｉ：第４図）








（Ｈ）まだしも▲５五歩だがそれでも△同角▲同角△同歩
　　　▲３四歩△２七角で後手良し。
（Ｉ）後手唯一の遊び駒の活用。ここ△２九馬▲３三歩成は後手危険。


▲５三銀（Ｊ）　△４四飛（Ｋ）
▲同銀成　　　　△２九馬　　
▲３五飛（Ｌ）　△２六角（Ｍ：第５図）









（Ｊ）△同金▲同角成だと難しくなるが。
（Ｋ）当然の飛・角交換。これで後手の優勢がはっきりとしてきた。　　
（Ｌ）歩成りを楽しみに頑張るが。
（Ｍ）好点の角打ち。


▲４五飛　　　　△５六馬　　
▲５七銀　　　　△４五馬　　
▲同成銀　　　　△６四桂（Ｎ：最終図）









（Ｎ）適当な受けが無く投了もやむなし。３番勝負第１
　　　局は、持ち時間１時間のうち消費時間先手８分、
　　　後手１０分で終了。
まで、５４手で早咲さんの勝ち
　　　　　　　　　　　　　　　　（自戦解説　早咲誠和）