棋楽庵の九州将棋ふまわり日記

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■早咲World-No.004 第11回大分合同豆棋士将棋大会中学生の部決勝(S62.10.11)

2006年07月02日 | ◆早咲World
★早咲World-No.004 
 第11回大分合同豆棋士将棋大会中学生の部決勝 対安丸和人戦
 (昭和62年10月11日)

[自戦解説:早咲誠和]

▲安丸和人(中学1年)
△早咲誠和(中学2年)



▲7六歩    △3四歩  
▲2六歩    △4四歩  
▲4八銀    △3二銀  
▲5八金右   △4二飛(A:第1図)  
▲6八玉    △6二玉  
▲7八玉    △7二銀  
▲9六歩    △9四歩  
▲5六歩    △7一玉  
▲3六歩    △5二金左 
▲1六歩    △1四歩(第2図)  


(A)当時の私の得意戦法は四間飛車だった。


▲2五歩    △3三角  
▲6八銀(B) △8二玉  
▲5七銀左   △4三銀  
▲6八金上   △5四歩  
▲4六銀    △3二飛(C)  
▲3五歩    △1二香  
▲3四歩    △同 銀  
▲3八飛(D:第3図)




(B)先手は急戦で迎え撃つ。
(C)攻められる筋に飛車を振る。
(D)よくある急戦の形。▲2四歩△同歩▲3八飛も一局。


        △4五歩(E)  
▲3三角成   △同 飛  
▲5七銀引   △4三銀(F)  
▲3三飛成(G)△同 桂  
▲3一飛(H) △2五桂(I:第4図)







(E)後手も強気に応戦。
(F)軽く捌いて振り飛車ペースか。
(G)▲2八飛も有力。
(H)手筋は▲3四歩△同銀▲3二飛だが。
(I)大きく跳ねだして後手良し。


▲2一飛成   △2七飛  
▲1七桂    △3七桂成 
▲同 銀(J) △同飛成  
▲1二竜    △3九竜  
▲5九香    △3七角(第5図) 







(J)単に▲1二竜が勝る。


▲4八銀(K) △同角成  
▲同 金    △同 竜  
▲2六角    △8八金(L)  
▲7七玉    △8七金  
▲同 玉    △6八竜  
▲7七金    △8八銀(M)  
▲7一角打(N)△同 金  
▲同角成    △同 玉  
▲2一竜    △6一銀打(O:第6図)



(K)敗着。ここは▲4八角で耐えるべき。
(L)先手が一段竜でないため、当然ながら金打ちで後手勝勢
(M)寄せは金取りという格言どおりの1手。
(N)せめてもの反撃。
(O)これで寄らずに後手勝ち。


▲7八金打(P)△7七銀成 
▲同 金    △8八金  
▲8六玉    △8四歩  
▲9七桂    △5三角  
▲7五歩    △8七金打 
▲同 金    △同 金  
▲同 玉    △7八角(最終図)  
まで、86手で早咲の勝ち




(P)駒を渡して受けるのは良くない。














この将棋、後手が中盤からの捌きで制勝。安丸君は小学生名人に続いての中学生名
人ならず。私は中学生名人連覇となった。
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