安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

大きな1歩

2012年09月04日 | 月刊ブログ
 吹く風にほんの少しだけ秋のにおいを感じます。大好きな季節の到来です。

 学校で4月から取り組んでいる高校卒業認定試験対策。8月3、4日に第1回の試験が実施されました。この講座生のM子さんは、初めての受験なのに5科目中4科目が合格という見事な成績を収めました。あとは11月に行われる第2回の試験で、残り1科目をクリアすれば、念願の高校卒業認定です。そして目標の大学を受験できるのです。
 彼女は、この学校で高卒認定の勉強を始めてから、わずか半年で夢への一歩を踏み出すことができたのです。すごいなぁと思います。これから、11月の試験で残り1科目の合格を目指して勉強を進めていくのと平行して、大学受験の勉強もここでやることになりました。
 このIBAは、それぞれの夢をかなえるための学校です。公務員やブライダルプランナー、葬祭ディレクターを目指してここでひたすら勉強し、合格して夢をかなえて、各方面で活躍しています。高卒認定も、地域の人が夢をかなえる1歩になれば、と開講しました。
 合格発表の日、思いもかけない報告に、担当者だけでなく、関わったみんなが、喜んでくれていました。よくやったね!おめでとう!!
 さぁ、あと、ひとがんばりです!

 最近は、昔と違って、学ぶ(勉強する)時期は限られていないような気がします。もう、1度学校を卒業したら、2度と学校には行けない。社会人として収入を得ないといけないという暗黙の掟がありました。
 しかし、私の周りでも自分のために勉強をはじめようとする人がいます。
小学生のお子さんが二人いらっしゃる女性は、一念発起して看護学校に入学して、見事看護師になりました。周りの理解と協力もあったことと思いますが、その強い信念と情熱には本当に敬服します。
 また、先日は、高卒認定のお問い合わせがあったのですが、その方は、現役の社会人、年齢も確か50代だとおっしゃっていました。若いときに大検を取ったけれど、まだ認定まではいっていないので、あとどの科目が足りないのでしょうかとお尋ねでした。これからまた挑戦されるのだろうなと思いながら、「あと残り1科目ですよ」とお答えしました。がんばってほしいです。
 我が家にも、時期はずれの勉強家がいます。今年のセンター試験を受けて、大学に合格しました。これからまた、大学生です。仕事の段取りをつけるために1年間休学して、来年の4月から入学します。今、仕事でやっていることについて、もっと専門的に勉強をして復帰したいということでした。職場の理解、家族の理解、経済的、精神的余裕も必要です。それらがクリアされて自分の再チャレンジが決行できるのです。
 自分の人生だから、周りに迷惑をかけなければ有意義に過ごす権利が絶対にあります。

 先週、三人会のお仲間と、アルカス佐世保の「スクエア ロビー」に、色えんぴつ画を見に行きました。海の色、山の色、夕日の色、それぞれを1本の鉛筆だけではなく、何色も何色も上から塗り重ねていくことで、不思議な青、緑、赤の色を描き出すことができるのです。特に九十九島の夕景は、色えんぴつとは思えないほど。ひたすらに色鉛筆を重ねていくときは、何も考えずに無心になって鉛筆を動かすのみです。
 このごろとみに記憶がおぼろげになってきた母に勧めてみようかと、私は、その先生の説明に聞き入っていました。父の一周忌を終えた母にも、新たな1歩を踏み出してもらいたいのです。この色えんぴつ画がそのきっかけになるといいなと思っています。絵画教室に通うことによって、
 視野が広がり、また新たな人脈もできていくのではないかと期待しています。
 
 私自身も、もうそろそろ次の目標を見つけて、始動しようと思います。
 全力で仕事ができる時間は、はやり限られています。まだエネルギーがあるうちに、これからの自分の人生が潤う何かを探してみようと思います。

 お盆で、久しぶりに会った伯父夫婦は、80歳を目の前にしても、海外旅行に行ったり、シニアのテニス競技に出場したり、また大型客船で海外クルーズに出かけたりしていると話していました。なんとアクティブなことか!伯母は、さらに一緒にクルージングしている外国人とその国の言葉で話をするのが楽しみと言っていました。あいさつや、簡単な言葉を教えてもらっているそうです。
 いろんなところに自己啓発ってあるんですね。

 銀のポットが錆びないように、お互いに、自分の心も体も脳も磨いていきたいねと、友人と話したばかりでした。

 

photo by mizutani

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。