安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

やわらかいから・・・

2005年07月01日 | 月刊ブログ
  私の好きな作家の一人に、相田みつをさんがいます。
相田さんの詩に、「木の芽はやわらかいから伸びるんだなぁ」という一節があります。みなさんは、まだまだやわらかくて、どんなカタチにも変わりますし、どんな色にも染まることができます。
 この時期に、いろんな経験をして、自分のカタチや色を見つけていきましょう。やわらかい心で感じ、やわらかい頭で考えて…。
 知らない場所に行って足を一歩踏み出すと、今までと視界が変わっていますね。そして、新しい世界が広がります。
 自分の行動範囲は、思ったより狭いんではないでしょうか。家と学校とをただ往復するのではなく、時には、ちょっと足を伸ばして、今まで行ったことのないところに行ってみてはどうでしょう?こんな近くにこういうところがあったんだと気が付くかもしれませんね。
 それと同じように、行動だけではなく、心も扉を開けて、いろんな体験をしてみましょう。知らない人と出会い、その出会いを大切に育てていく。その人の言葉に耳を傾け、心に染み込ませていくことが、自分の世界を広げるきっかけになるんだと思います。自分の心に壁を立てず、どんどん招き入れましょう。そしてそこで、自分にとってそれが有用か、そうでないかを判断していくことも大切ですね。
 若いということは、いろんな可能性があるということ。自分の今のカタチや色にこだわらず、どんどんたくさんのことを吸収し伸びていきましょう。
 やわらかいうちに!

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