安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

ありがとう

2008年12月02日 | 月刊ブログ
 12月、佐世保の島瀬公園の美術館の壁には、クリスマスのディスプレイがなされ、きらきらとイルミネーションが輝いています。
 周りの人たちと「1年が過ぎるのは早いね」と話をするのもこの時期です。
 授業の中で、人とのコミュニケーションの場面で、ストロークの大切さの話を学生たちにするのですが、皆さんはストロークという言葉をご存じでしょうか。
 ストロークは、ある人に働きかけることです。言葉を交わしたり、視線や表情で伝える、体に触れるなど、人は食べ物を求めるようにストロークを求めています。人が生きていくためには必要不可欠なものなのです。
 人はほめられるととてもうれしく、けなされるととても悔しいのですが、もっといけないのは無視をされることです。
 小さい子どもは、親からほめられたくて親の言うことを聞いたり、お行儀のいい行動をしたりしますが、それでも親から無視をされると、いたずらをしたり反抗したりします。それは親を自分に注目させたいからです。たとえそのことで親から叱責を受けたり、叩かれたりしたとしても、無視されるよりも、何十倍もうれしいのです。ほめたり抱きしめたりすることをプラスのストローク、叱責したり叩いたりすることをマイナスのストロークといいます。
 人間関係を築いていくなかでプラスのストロークを相手におくるということは、相手の存在や価値を認めることです。特にスキンシップは効果的です。握手をしたり、肩を叩いたり頭をなでたりすることで相手を受容し元気を与えていくのです。
 私も、今年たくさんのプラスのストロークをもらいました。
 行き詰まったときや落ち込んでいるとき、励ましてくれたり、私の話をうんうんと聞いてくれた人がいたおかげで、この1年を乗り切ることができたような気がします。職場の仲間、家族、友人、学生、卒業生・・・。皆さんはいかがでしょうか?
 ストロークは、与えた分だけその人のもとに返ってくるといわれます。私を勇気づけてくれた人たちのところへ、回り回ってたくさんのプラスのストロークが返っていくといいなと思います。
 1年を振り返ってみると、たくさんの人との出会いがありました。そしてその中からまた会いたいなと思える人もいます。その人からは、きっとプラスのストロークを受けていたのでしょう。
 そして今、1年を振り返るとき、無事に日々を過ごすことができたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの出会いとその中から得たかけがえのない人たち。
 1年を締めくくる言葉はやはり「ありがとう!」です。
 周りの人すべてに、感謝の気持ちを込めて!

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