安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

素直な心

2007年12月03日 | 月刊ブログ
 秋を通り越して、一気に冬になったような気がします。公園の木々は一瞬の紅葉の後、もう、葉っぱを落とし、冷たい風に落ち葉が舞っています。
 このところ、当校の公務員科の2次試験対策で、空き時間はずっと面接の練習をやっているのですが、1対1の個人面接では、いかに短時間の中で自分をアピールすることができるかが、ポイントになってきます。
 面接練習は、こちら側も神経を集中して相手の話を聞き、それに関連した質問をしなければならないので、とても大変です。しかし、授業中では、とても想像のつかないような表情をしたり、思いもかけないようなことを言ったり、新しい発見も多くあり、その学生をよく知るきっかけにもなります。練習とはいえ、本番どおりにやるので、そこでは全てを出しなさいと指導します。
 IBAの公務員科は、在学期間が1年なのに、学生と深いつながりを感じるのは、ともに勉強の苦しみを耐え抜いたということだけではなく、全人格をさらけだして、自分をアピールし、そしてその練習台になったということからかも知れません。
 絶対にこの試験に受かりたいという強い気持ちから、普段は恥ずかしがって何も言えない学生も、まな板の上の鯉とばかりに、覚悟を決めて臨みます。私たちも、必ず合格させるという使命感で当たります。
 一番上達するのは、決まって素直な学生です。こちらを信頼し、こちらのアドバイスを素直に聞いて改善していく学生です。授業中は、ちょっとすねた感じがしていた学生も、練習をしてみると、驚くほど素直で、すっかりファンになることもあります。
 先日、ある学生が朝から私のところに来て、「昨日試験が終わりました。ありがとうございました。」とニコニコ顔で報告しました。合格が出てからあいさつには来ますが、試験が終わったからといって、あまりお礼にはこないのですが、その学生は、朝1番にやってきて、試験の様子など報告に来たのです。「先生、クリスマスが発表の日です。合格のプレゼント、持ってきますからね」と言っていました。私がますますその学生のファンになったのは言うまでもありません。

 社会にでて、一番伸びるのは素直な人、といわれますが、わたしもいつもそう思います。
 何でも吸収し、人からは感じのいい人、一生懸命な人と評価をされます。そのことが新しい仕事を任されたり、信頼されていく第1歩になるのです。
 
 学生だけでなく、仕事をしている私たちも、もう一度素直な気持ちに戻って自分を成長させたいなと思います。

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