安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

スタートライン

2008年01月07日 | 月刊ブログ
あけましておめでとうございます。
 今年も皆さんにとってすばらしい年になりますように!
 今年の年末年始は、小雪が舞うお正月らしい気候でした。
昨年、「日本人のしきたり」という本がベストセラーになりました。その本の中には、日本古来の風習が詳しく書いてあります。今はもう、忘れがちになりそうな、省略してしまいがちなその習慣を改めて読んでみると、幼いころ祖母がやっていたことがなつかしく紹介してあります。まったく知らなかったしきたりもあり、感心したり驚いたりしました。
 お正月といえば、お年玉。幼いころは小額のお金と半紙にくるんだお餅やお菓子をいただいていましたが、今は、ぽち袋に入れたお金のみになってしまいました。昔は、もらった人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、お菓子を選んだりくるんだりする手間をかけていたものです。
 今年のお正月、私は子供たちからお年玉をもらいました。子供たちは、自分がもらったお年玉の中から少しずつお金を出し合って、夫と私に洋服をプレゼントしてくれました。
 「日本人のしきたり」の中にはない出来事でしたが、大きくなった子供たちからのプレゼントは、新しい年のスタートの日として、とてもうれしい一日になりました。「いつももらってばかりだから、感謝の気持ちを込めて」と、3人で一生懸命選んだその品物を私たちに渡して、早く着てみてとせかします。
 きっと、昔、おばあちゃんがお年玉と一緒にくれたお菓子をくるんだ時と、おんなじ気持ちで選んでくれたのだろうと思います。
 相手がどんな気持ちでやってくれたのかを推し量る力を、そこから学んでくれたのではないかと思いました。

 いろんな不安があっても、新しい年は必ずやってきます。そして、希望と同時に、逃げることのできない試練や壁を乗り越えていかなくてはならないときもあります。
 1月はそのスタートラインです。
 1年過ぎたとき一生懸命走った人や、悪戦苦闘して山を乗り越えた人、または、青空の下、笑顔で12月を目指した人、いろいろですが、今はみんな、一列にスタートラインについて走り出したところです。

 先日行われた箱根駅伝では、アクシデントで途中棄権になった選手はとてもつらい思いをしていることでしょう。でも、ここがゴールではなく、また、次の1月はスタートラインについて、ヨーイドンでスタートできることを忘れないでほしいなと思います。
 1年が12月で終わり、また新たに1月から始まるということは、何度でもやり直しがきくということです。
 平成20年を、明るく元気にスタートしましょう。少しだけ大きめの目標を掲げて・・・。

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