ランドリーがある宿だったので、午前中は洗濯をして午後から観光へ出かけました。昼食はプラハで日本食に目覚めたので、この日も宿の近くの日本食屋に言って巻き寿司を食べました。涙が出そうなほどおいしかったです。
↓すし
ウィーンと言えば芸術の都。モーツァルトやベートーベンなどの音楽家や、クリムトやシーレといった画家などが活躍した場所です。美術好きな人には見所はかなり多いのですが、僕はクリムトとシーレに的を絞って観光することに。ベルベドーレでクリムトとシーレの絵画を堪能し、セセッションハウスでクリムトのベートーベンフリーズを見学しました。クリムトは日本でも写真でその絵画を見ることが多いのであまりインパクトは受けなかったのですが、シーレの暗く悲観的な世界観がキャンパスいっぱいに広がった絵画は印象に残りました。期待のベートーベンフリーズは、空白部分が思ったより多くてびっくりしました。でも、残っている部分は、かなりすごかったです。
↓セセッションハウス(分離派会館)
夜はせっかくなのでオペラ鑑賞に行くことに。立ち見だと500円くらいで見れるのです。1時間ならんでチケットを買い、立見席の場所取りへ。すごく小さいスペースにものすごい人数が押し込まれています。なんとか手すりにウィンドブレーカーをくくりつけて外へ脱出しました。夕食を取って戻ってきてオペラの開幕です。とにかく人口密度が高い立見席は、暑くてしんどいです。なかなかオペラに集中できません。休憩を入れて2時間半の劇なのですが、30分ほどすると次々とギブアップした観客が帰っていきました。おかげで空いてきて楽になりました。オペラ自体も言葉がわからないので、いまいちぴんと来ないです。(半分以上終わってから手すりに英語かドイツ語の字幕がでていることに気づきました。)ただし、悲劇の女王(と思われる)役の主演女優(リサという名前みたいです)の声は、めちゃくちゃすごかったです。これは心に突き刺さりました。劇中はあまり感動しなかったのですが、終幕後、鳴り止まないカーテンコールに、「すごいものをみたのかも」とちょっと的外れな感動をしました。
↓一番下の小さいスペースに200人近く押し込まれました。
↓鳴り止まないカーテンコールに応える主役級の人たち。左から二人目がリサ(すごい声の持ち主)。