世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

2006/9/16 ウィーン 芸術の都

2006年09月17日 23時27分41秒 | ヨーロッパ
久しぶりに曇りです。
ランドリーがある宿だったので、午前中は洗濯をして午後から観光へ出かけました。昼食はプラハで日本食に目覚めたので、この日も宿の近くの日本食屋に言って巻き寿司を食べました。涙が出そうなほどおいしかったです。
↓すし


ウィーンと言えば芸術の都。モーツァルトやベートーベンなどの音楽家や、クリムトやシーレといった画家などが活躍した場所です。美術好きな人には見所はかなり多いのですが、僕はクリムトとシーレに的を絞って観光することに。ベルベドーレでクリムトとシーレの絵画を堪能し、セセッションハウスでクリムトのベートーベンフリーズを見学しました。クリムトは日本でも写真でその絵画を見ることが多いのであまりインパクトは受けなかったのですが、シーレの暗く悲観的な世界観がキャンパスいっぱいに広がった絵画は印象に残りました。期待のベートーベンフリーズは、空白部分が思ったより多くてびっくりしました。でも、残っている部分は、かなりすごかったです。
↓セセッションハウス(分離派会館)


夜はせっかくなのでオペラ鑑賞に行くことに。立ち見だと500円くらいで見れるのです。1時間ならんでチケットを買い、立見席の場所取りへ。すごく小さいスペースにものすごい人数が押し込まれています。なんとか手すりにウィンドブレーカーをくくりつけて外へ脱出しました。夕食を取って戻ってきてオペラの開幕です。とにかく人口密度が高い立見席は、暑くてしんどいです。なかなかオペラに集中できません。休憩を入れて2時間半の劇なのですが、30分ほどすると次々とギブアップした観客が帰っていきました。おかげで空いてきて楽になりました。オペラ自体も言葉がわからないので、いまいちぴんと来ないです。(半分以上終わってから手すりに英語かドイツ語の字幕がでていることに気づきました。)ただし、悲劇の女王(と思われる)役の主演女優(リサという名前みたいです)の声は、めちゃくちゃすごかったです。これは心に突き刺さりました。劇中はあまり感動しなかったのですが、終幕後、鳴り止まないカーテンコールに、「すごいものをみたのかも」とちょっと的外れな感動をしました。
↓一番下の小さいスペースに200人近く押し込まれました。

↓鳴り止まないカーテンコールに応える主役級の人たち。左から二人目がリサ(すごい声の持ち主)。

2006/9/15 プラハ⇒ウィーン 再会

2006年09月17日 23時04分23秒 | ヨーロッパ

なんとこの日もプラハは快晴です
この旅初めて二日酔いになり、重たい頭と胃を抱えてなんとかバスに乗りました。
そして、この旅初めて移動でのちょんぼをやらかしました。乗ったバスが直接ウィーンに行くものだと思っていたのですが、チェコの国境近くの町でバスを乗り換えなければならなかったみたいなのです。そんなことは知らずにバスを降りてブラブラしてると、どうも様子がおかしいことに気づきました。なんかウィーンっぽくないなあと。それでチケット屋に確認して、バスを乗り換え損ねた事実に気づいたのです。しかも「今日のウィーン行きのバスはもうないよ。さっさとどっかいきな!」みたいな感じで追い払われました。しかたなく駅を探すと徒歩3分のところにちょうど駅があり、しかもウィーン行きの電車が45分後にあるという幸運なことに!この良くわからない町に一泊することを覚悟していたのでこれはかなりうれしかったです。電車のチケット2600円は勉強代ということで。
宿にチェックインして部屋に入ると白人がいたのであいさつをしたら、なんと無視されました。こんなことこの旅行初めてです。ちょっと凹んでいると、「こんばんは」と言う声が。なんとその白人の向かいの席で元会計士のTさんが、インスタントラーメンを食ってるじゃないですか!プラハ以来2回目の再会なのですが、同じ部屋で再会っていうのは、心底びっくりしました。同じ宿とか駅でばったりとかは、東欧旅行者同士結構あるのですが、この同じ部屋っていうのには本当にびっくりです。この出会いのおかげで、バス乗り損ねも無礼な白人のことも、吹っ飛びました。二人で旅の話をしながら夜の街を観光して夕食を食べました。旅の話をしていると、どんどん行きたい所が増えるので、困ってしまいます。Tさん、是非また会いましょう!!!今度はギリシャかアフリカか南米か・・・