世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

2006/09/25-27 パリ

2006年09月27日 16時05分53秒 | ヨーロッパ


ミュンヘンでなおくんと遊んだ後の予定はかなり悩んだのですが、結局パリに行くことにしました。2度目のパリです。1度目は9年前の大学の卒業旅行です。その時はすさまじい下痢に襲われ3日の観光のうち1日をベッドで寝て過ごしたためルーブル美術館とか行ってないのです。今回はそのリベンジということで、ルーブルやヴェルサイユなど前回行ってないところを行く予定です。
ミュンヘンから夜行バスで11時間、早朝6時にパリに着きました。パリは朝が遅く、まだ真っ暗です。同じバスだった日本人女性二人と宿を探して、幸運にも中心から近くてかなり安い宿を発見しました。彼女たちは明日からスペインに語学留学するらしいです。スペイン語。僕も南米周遊に向けて今頃は勉強を始めている予定だったのですが、スタート地点のアムステルダムで教材を無くしてしまったので、全然進んでいません。もっとも、英語が全然できてないので、当然そちらが優先なんですけどね!

まずは朝からルーブルへ。お、人が少なくてラッキー!と思ったら火曜日は定休日でした!しょぼーん!仕方ないのでオルセー美術館へ。でも、長蛇の列ができていたので、中止です。町をぶらぶら散歩しました。
パリは、旅行者と話をしていると、「やっぱりパリはすごい」という人が多いです。テレビや雑誌なので、既に見知っていても、パリはやっぱりヨーロッパ最強の観光地です。なんだかんだでちょっとテンションが上がります。
というのも最初だけで、2度目だし、ヨーロッパ風町並みも飽きてきてるので、テンションは昼ごろにはすっかり落ち着いていました。。

なおくん夫妻にパリにはラーメン屋があると聞いていたので、昼食にはラーメンを食べました。美味かった~。白人や黒人の店員さんも「いらっしゃいませ」と日本語をしゃべっていたし、客も半分くらいは日本人でした。

夕方ごろに再度オルセーへ。今回は閉館間近なのですっと入れました。印象派の名作ぞろい。「あ、知ってる!」という絵がたくさんありました。中でもルノアールの有名な舞踏会の絵は生で見るとやっぱり素晴らしかったです。
↓オルセーのベランダから見た風景
夕食は、これまた日本食屋「江戸っ子」へ。焼き鳥定食が美味かった~。いや、こんな食事ばっかりでは旅人としておかしいとは思うのです。自分でも。しかし、パリでフランス料理を食べると日本料理の1.5倍くらいしよるんですよ。なので、仕方なく日本料理を食べてしまうというわけなのです。ね、仕方ないでしょ。(言い訳)
↓中華料理屋のメニューの日本語が割りと意味不明です。「海の幸のはべもの」って・・・


次の日の昼食も同じラーメンでした・・・半カレーセット


次の日ついに念願のルーブルへ入りました。

あまりにも広いので見たいところを絞って見ろという教えに従って、まずはモナリザを目指します。途中、ミロのヴィーナスやサモトラケのニケなどの彫刻の前を通ります。そして、肝心のモナリザとご対面!なのですが、特に何の印象も残りませんでした。ダヴィンチ・コードも読んでないですしね。
やっぱり広くて回っているうちに完全に疲れてきました。椅子に座って休憩しているといつの間にか寝てしまっていました。気を取り直して再観光。この日最も素晴らしいと感じたのは、ジェリコーの「メデューズ号の筏」です。

まず、絵がでかい!そして、筏の存在感、人の生命のはかなさ、にしびれました。なんとドラマチックな絵なのでしょう。ドラクロワの民衆を導く自由の女神もすごく良かったのですが、この絵の近くだったので少し迫力不足に感じるくらいでした。

パリは今まで旅した国の中ではダントツに日本人が多くて、宿も日本人だらけです。食堂でも英語やフランス語以上に日本語会話が飛び交っています。いろんな日本人の人たちと話せて楽しい滞在になりました。パリ自体は二度目なので、あまり感動はなかったかなぁ。日本食やラーメンが食べれて良かったです。

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