猫的下僕生活

オハヨーからオヤスミまで愛猫銀パールに仕える下僕日記。腎・肝・膵、絶賛頑張り中!

19:お別れ

2011年11月28日 | ぴ~ちの肉きうDiary

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■■■2001年12月4日から12月5日を振り返る■■■

ぴ~ちが旅立った翌日。2001年12月4日 (火)

記事内に、火葬時の描写があります。

ずっと起きてるつもりが、少し眠ったようだ。
朝目覚めると、隣に永い眠りについたぴ~ちが居た。
「あぁ、夢ちゃうんや・・・」っと寝起き早々大泣きした。
このままずっと傍に居て欲しかったけど、ぴ~ちを送らねば!
一応自分に 「剥製にしなくていいね」っと再確認した。
バカバカしいかもしんないけど、 ずっと傍に・・・の想いで
剥製にしようかと脳裏をよぎったこともあるので。

霊園で朝9時に弔ってもらうので早めに準備。
ぴ~ちを色とりどりの花で飾った。
買った花と届いた花で大きなぴ~ちが埋もれそうだった。
ご飯とお水とオモチャを添え
術後の毛が生え揃ってないお尻から風邪ひかないように
ブランケットを掛けた。

霊園に着くとスタッフのオジサンが、ぴ~ちを見て
「綺麗にしてもらってるなぁ」っと言った。


当ったりまえやん!
ぴ~ちの旅立ちやもん!

読経、お焼香、火葬、お骨拾いと、人と同じ段取りで進む。
火葬して約1時間半後、ケースに白いお骨が入っていた。
闘病し、薬を飲んでた割に、綺麗に残っている。
ケースから骨壷に下半身の骨を入れる。
生まれ変わってしっかり歩けるように骨は足から拾うらしい。
オジサンが骨の部位の説明をしてくれる。
ノドボトケの骨。
ぴ~ちが撫でられるの大好きだった所。
そして、頭とアゴの骨。
小さな歯も確認できた。
ツボから少しはみ出た骨をオジサンが指でキュッっと押し込んだ。
私も押してみた。
骨はサクッと音をたて、ツボの中に入った。
5.7kg 一時は8kg超えの巨体だったぴ~ち
手のひらに乗る小さなツボの中に入っている。

帰宅後、いつも見える所にぴ~ちの写真と
位牌と新しいベッド(骨壷)を置き
ご飯とお水、ぴ~ち宛てに貰った手紙や猫缶を供えた。
遺骨を埋葬する時期や方法は飼主さんによって様々。
すぐに霊園へ収め、お参りに通う人もあれば
ずっと長い間手元に置いておく人も居るそうだ。
手元に置くと成仏出来ないと言われたりするけど
私はなちが「その日」を迎えるまで手元で供養するつもりだ。

なちは恐がりで、新しい冒険はいつもぴ~ちの後についてだった。
いつか「その日」が来て
なちが怖がらないように
しばらくぴ~ちに待っててもらおうと思う。

ぴ~なっちぴ~ちなちの愛称)は生まれる前から一緒。
土にかえる時も一緒。

闘病中は、起床時、帰宅時、お風呂から出た時
トイレから出た時も、ぴ~ちは大丈夫かな(生きてるかな)って常に心配だった。
ぴ~ちの状態を気にする必要がなくなり
寂しいのもあるが、無事に送れたことに安堵もある。

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12月5日 (水)

夕べもベッドに入ってから涙が止まらなかったけど
いつの間にか泣き疲れて眠ってしまった。
鼻のかみすぎで皮が向けてボロボロ。
目は腫れて、ひどい顔してる。
今日は仕事に行かなきゃと思ったけど
起きてからも涙が止まらず
欠勤の電話を入れると
厳しいチーフに「頑張れよ」と声を掛けられ、余計泣けた。

相棒を失ったなちですが
特にぴ~ちを探す素振りはありません。
でも、1人にすると大きな声で泣くようになった。
ぴ~ちが居る時は、こんな事なかったので
なちにも心の変化はあるようだ。
ぴ~ちを探さないのは、
死を、別れを理解したのだろうか・・・。



しかし、よくもこんなに涙が出るなと感心する程泣いてる。

涙を拭かずに泣いてみたら
左右の目から流れた涙がアゴで合流し
首をつたって、涙がヘソにたまった!
涙で遊んでしまった。
その位、泣いてるせいか、めちゃくちゃ喉が乾く。

ぴ~ちの病気が発覚してからどの位の涙を流したろう。
まだ、ぴ~ち仕様の食器で2人分出したり
ぴ~ちのイタズラ防止のカバーを掛けたり
ぴ~ちを探してコタツの中を覗いたり
つい名前を呼んでしまう。

そして「あっ、そうか」と気付き、また泣く・・・。
まだ部屋のあちこちにぴ~ちの姿が鮮明に浮かぶ。
ハスキーボイスも聴こえてくる。
これまでこんな哀しい想いをしたことがあったかな?
思い浮かばないな.....
ぴ~ちは、想像以上に特別な
かけがえのない存在になっていた。  

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 2011年11月28日(月)に想う

火葬時、「最期のお別れ」をして
轟音をあげる炉の中に棺が入っていく時が一番きつかったなぁ。
ぴ~ち 
ありがと~!
大好きやで~!
またな~!って叫んだ記憶がある。 

お骨になってしまうと
意外と冷静に受け止められた。


【20:ぴ~ちの足跡】



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コメント
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