元祖 タマユラーメン

  大和郡山市横田。国道の交差点で止まったとき目に入ったのがこの店。この屋号どこかで見たことがあったよなぁと首をかしげて思い出しました。ここから3km.ほど南の国道沿いにこの屋号の小さな店がありました。こちらへ移転したのですね。尤も、私は移転前の店にも入ったことはありません。タマユラーメンを食すのは今回が初めてです。
  麺の割にスープが多いと感じました。そういえば、ふつう私たちが見るレンゲの倍はスープが入ろうかという大きなレンゲ。スープが多いのは替え玉が前提なのかも知れません。今考えてみると麺は少ない目に思えます。キクラゲとチャーシュー2枚というシンプルなものです。白く濁ったとんこつ風のスープに黒っぽい液体が乗せられています。これが香味油なんだそうです。この風味がタマユラーメンのキーになっていると思われますが、「よってこ」の"塩とんこつ"に載っていた揚げた玉葱の香ばしさに似ています。ということはタマユとは、「玉葱を使った香味油」のことでしょうか。濁っている割にはあっさりした、香ばしいとんこつという感じでしょうか。ちょっと記憶があいまいですが、熊本ラーメン「大門」に似た味でしょうか。
  では、たった一度食した私からのタマユラーメンでの作法。

•  店内に入ったら席より先に券売機に向かうこと。先に席を探すと店員に注意されます（私が注意されたんじゃありませんよ）。
• 麺の硬さを選んだ上で券を買うことになるので注意すること（ボタンにかためとか、やわめとかが書かれている）。
• 前述のように麺は少ない目ですから、心もとないかなと思う人は先に券売機で替え玉を買っておくこと。100円。
• 食後は、食器を決められた場所に返却すること。
• 昼の営業時間は店内禁煙なので煙草飲みの人は注意すること。

  580円也。明日も食べたいというほどうまいわけではありませんが、こんな店が生活圏内に一軒あるといいなと思う味でした。友だちが、どこかおいしいラーメン教えてよと言えば、迷わず「タマユラーメン」と言います。