兵庫県丹波市市島町にある蕎麦屋さん。
古民家を改造して作りましたという風のお店。私なんぞ、建物のあちらこちらが懐かしいような気分になります。しかし、人気の店らしくけっこうな賑わいです。
私には蕎麦の細かい分類ができませんが、田舎蕎麦風の傾向かと思いました。
そば通セットというのを食べました。3色辛味大根ぶっかけそば+水そば?+10割粗碾盛そばのセットです。面白いのは、3色辛味大根ぶっかけそばは、写真では3色になっているのに、テーブルに運ばれてきたときは、大根が2色しかありません。緑がひとつまみと、紫が2つまみ。スタッフの説明では、紫の大根おろしに柚子の果汁をかけることと言う。左の方の紫のに、果汁をかけてみると、あら不思議!赤く色が変わったのでした。色がついていても味は大根おろしでした。変わりません。
そばは結構硬めの印象。特に、水そばは餅を食べているような歯ごたえ。3色辛味大根ぶっかけそばは、二八そばだそうです。少し山芋のような土の香りがします。
10割そばのほうはすっきりした味わい。これもおいしい。塩でも味わってほしいと、つゆのほかに塩がついてきます。
面白い蕎麦屋さんでした。
大根おろしのこれらの色はどうやって作るのだろうと調べてみたら、案外すぐにわかりました。紫色の大根は、紫大根と呼ばれるものがあるらしい。ラディッシュの表皮の赤が、内部にまでにじんだような断面をしているようです。これをすりおろしたら、どぎついまでの紫色になるという。この紫色の大根おろしにすだちポン酢をかけたら、鮮やかなピンク色になるという。情報をいただいたのはこちら。
では、緑色の大根おろしは?と検索をかけたら、これもすぐに判明。ビタミン大根とか青長大根と呼ばれている大根があって、緑色をしているそうです。情報をいただいたのはこちら。
蕎麦屋さんの後は、篠山城へ行きました。篠山城があるのは丹波篠山市、そばんちという蕎麦屋さんがあるのは丹波市、丹波篠山市の東は京都府南丹市と京都府京丹波町。よそ者には整理がつきません。さらに、南丹市は京都市のほぼ真北に位置する、かやぶき屋根の集落で有名な旧美山町まで市域だというのですから、失礼ながらよそ者にはさっぱり…という感じです。
猪突猛進のイノシシも篠山の名物。イノシシの頭が壁を突き破っています。
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