ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

阪神・近鉄初詣1Dayチケット(3)

2012-01-10 07:42:43 | PiTaPaで歩く

西宮神社(西宮市 阪神本線西宮駅)
~えべっさんは小男~

  大阪府から兵庫県に入りました。西宮えびすで知られる西宮神社は、阪神の西宮駅から5分ほど歩いたところ、国道43号線、阪神高速3号神戸線沿いにあります。比較的街中にある神社ですが、参拝客と思われる人たちも結構います。


  今日10日は十日えびす大祭、そして毎年テレビのニュースで目にする開門神事福男選びの日ですね。門が開いて一斉に男たちが本殿を目指して走るアレです。えべっさんには初詣、十日えびすと1月に大きなイベントがふたつもあるのですね。
  さて、私が訪れた(参拝したとは言えないのです、今回は)4日に戻ります。駅前から続く参道には何やら妙なものが。松の枝が逆さに結わえられています。説明書きによると、


  当門前町には十日戎まで、小柄なえびす様が松葉で目を突かれないようにと、門松を逆さまにしておく慣わしがございます。


のだそうです。これを逆さ門松というんですって。言われてみれば大柄なえべっさんというものは見たことがないように思いますが、逆さ門松とは面白いものを見せてもらいました。


  西宮神社の境内に立ち入るのは初めてだと思いますが、43号線や阪神高速神戸線はこれも何十篇と往復しているはずです。阪神高速神戸線なら大阪から神戸方面に走り、甲子園球場を過ぎて右手に森が見えたらそれが西宮神社です。最近では南芦屋浜の記事のときにこの神社の前、国道43号線を歩いています。実は子どもの頃の話で今も覚えていることがあります。姫路から叔父のクルマに乗せられて大阪方面に走っていたのです。ちょうど西宮のえべっさんの前で阪神高速を降り、その辺りでクルマを停めておしっこをした思い出があるのです(子どもの頃の話です、お許しください)。その頃、神戸線は西宮までしかなかったように思うのです。それを思い出して、いつものウィキペディアで阪神高速神戸線を当たってみると、神戸線は神戸方から徐々に区間を広げていき、西宮まで開通したのが1970年。その後、神戸線全線が開通するのは1981年のことです。となると、私の記憶が正しければ立小便をしたのは小学校5年以降ということになります。うーん、もっと幼かったように思うのですが、どこかで記憶が交錯しているかも知れません。

 


  石切さんよりも人出は明らかに多い。本殿の前まで歩いて驚いたこと。それは参拝のための善男善女がちゃんと列を作って並んでいること。ふつう初詣なんてのは、臨時に大きな賽銭箱なんぞも作られて、どさっとお参りするものだと思っていましたから、不思議な風景に見えました。少し離れたところでしばらく様子を伺っていましたが、列はどんどん長くなります。それで参拝を諦めてしまったのです。
  さらに残念なことに絵馬が見つからない。

 

  商売繁盛、家内安全のえびす大神様をお祭りする神社だそうです。全国のえびす神社の総元締め(総本社)。徳川時代以降商業の発展に伴って、商売繁盛、海上守護の神として信仰されてきたようです。面白いのは、この地が発祥の人形繰り(傀儡師=くぐつ)を通じてえびす信仰が全国に広まった、その人形繰りはやがて浄瑠璃と一体化して人形浄瑠璃となったというのです。
  西宮市はそもそもこの神社の門前町から大きくなっていったということも知りませんでした。住所を確認すると西宮市社家町1。なるほどね。
  神社を後に歩き始めた頃、神社から3台の現金輸送車と思われる警備会社のトラックが出て行きました。本当のえべっさんはトラックの中じゃないの?と思って、その発想の下衆加減にあきれてしまいました。

(つづく)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阪神・近鉄初詣1Dayチケット... | トップ | 阪神・近鉄初詣1Dayチケット... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

PiTaPaで歩く」カテゴリの最新記事