『ウィキペディア』によれば、「Smile」はオリコン最高位が17位だそうです。結構人気があったんだねぇ、そんなことも一切知らずに私の2006年は終わっていたんですね。
なぜ、そんなに「Smile」が気に入ったのか理由を考えてみ ました。あくまで私の感覚です。
- 鼓動のようなゆっくりしたテンポ。この速さ(ゆっくりさ?)が安堵感に繋がるのかもしれません。脈拍と同じくら いのテンポが、例えば母の鼓動に包まれているような気分にさせるのかなと思います。
- 難しいことや過激なことは何も言っていない歌詞。誰も傷つけ ないし、激しさもない。ただ、遠く離れていても「あなた」が笑顔でいることを願うというだけのシンプルさ。そこにあるのは確かな思いだけ。これが安定感。
- ソロで登場する楽器はチェロとトロンボーン。人の声の高さに近い楽器ででしゃばりません。あくまで歌を聴かせるために控えめな存在。
- 少しだけ沖 縄気分。沖縄的なものの何が魅力なのか。懐かしさではないかと考えているのですが、その沖縄を調味料として歌い方に少し使っているところ。使い過ぎないと ころがミソ。
- ハーモニーの難解さ。他のかたはどうかわかりませんが、私の力量では、デュエット曲から男声パートだけを聴き取ることができませ ん。残念です。簡単でないところが私を引き込むエネルギーになっているように思います。
初回生産限定で付いていたプロモーションビデオも私のお気に入りです。首都圏にいると思われる彼と沖縄にいると思われる彼女がお互いを思いあうという設定でしょうか。ロケ地として角松がいる場所は横浜ビジネスパーク。千秋がいる のは中城城(なかぐすくぐすく)。映像中では同じ場所にいるシーンもありますが、それは「僕らはいつでもたとえ離れた場所でもお互いを感じあえる」という 歌詞の映像化です。ですから、この二人が手を取り合ったり見つめ合ったり、まして抱き合ったりはしないのです。いいですねぇ。
考えてみれば、「ウィキペディア」で曲の存在を知り、とりあえず、「You Tube」で曲を聴いて気に入り、「Amazon」で注文するという、Webあってこその「Smile」とのつきあいでした。
角松敏生。格好いいねぇ。学校が同じなら同級生のはずなのですが、同い年でなぜこう違うのかねぇと鏡の中の自分を見ながら、「Smile」を口ずさむ生活。まだ まだ続きそうです。
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