ぶろぐのおけいこ

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須磨浦ロープウェイ 阪神・明石市内1dayチケット(1)

2013-01-10 07:34:18 | PiTaPaで歩く

 4日。阪神電車の梅田駅10時12分発の直通特急に乗りました。

 

 今日は「阪神・明石市内1dayチケット」を持って遊んでやろうという計画です。この切符は1500円。梅田から阪神全線、神戸高速鉄道を通って、山陽電車の西二見まで1日乗り降り自由という切符です。阪神全線ですから、大阪難波から尼崎まで(阪神なんば線)もokです。大阪難波から西二見までふつうに切符を買えば1150円ですから、単純に往復するだけで十分お得な切符です。私のような近鉄沿線の者は、事前に切符を購入しておくか、大阪難波でいったん下車して切符を購入する必要はありますが、それでも便利な1枚です。
 ところが、出発する間際にふと気になって阪神電車のWebサイトで確認すると、大阪難波が阪神電車の起点であるにもかかわらず、大阪難波では切符を売っていないということがわかりました。そこで、梅田から乗ることになってしまいました。
 梅田に着いたのが10時前。例によって麺類を一杯。ふと思いついたのは、阪神百貨店のスナックパークに「えきそば」があったこと。百貨店は10時開店のはず。めでたく「えきそば」の一番客になりました。この件は、別に記事を書くことにしましょう。
 世間では仕事は始まっているはずの4日ですが、阪神電車内はまだ正月の気分。初詣らしき人たちもいます。山陽須磨で普通に乗り換え、降り立ったのが須磨浦公園。実をいうと、山の上にある須磨浦山上遊園の招待券をもらっていたのでした。国鉄時代から何十年もここを通るたびに見上げていたロープウェイ。初めて乗ってみようというわけです。こんな機会でもなければ、この年になってこのロープウェイに乗ることもなかったでしょう。


 こんな寒い時期に、わざわざ寒い鉢伏山(標高246mらしい)へ登りたい人はそんなにいないだろう、ロープウェイは貸し切りだろうと思っていたら、10数人が乗ってきて、結構なにぎわいです。山頂の展望台からは須磨の海、正面には紀淡海峡の友ヶ島まで見えます。左手には神戸。右手に淡路島。あいにく雲が多くて写真としてはイマイチ。淡路島では雪が降っている様子。


 須磨浦山上遊園にはさらに乗り物があって、ひとつはカーレーターと呼ばれるもの。遊園地の自動車のような箱がエスカレータにくっついていて、自力で坂を上るより楽ですよというもの。たった91mらしい。さらにそれからリフトもあります。268mを結んでいるというのですが、もっと長いように思います。今時、スキー場でも探さなければないようなシングルリフト。これが昭和34年建設というから私より古い! このリフトの乗降場はせっつ駅とはりま駅と命名されています。というのは、このリフトの中ほどが国境(くにざかい)になっていて、両国をまたぐように設置されているわけです。とすると、神戸市でも垂水区は播磨の国だということですね。勉強になるなぁ。現地に行ってこそですね。ということは…。平家物語に書かれているという逆落としは、国をまたいでの奇襲作戦だったわけだ。勉強になるなぁ。でも結構標高差がありますよ。


 西部展望台からは、塩屋あたりの海から明石海峡大橋、家島諸島、垂水区あたりの景色がよく見えます。第二神明の北線もよく見えてゴキゲン。神戸空港に着陸する飛行機が西から、飛んできます。ただ、時折白いものが舞います。結構寒い。この山上遊園は交通費こそかかりますが、入園料はありません。そこで、地元の人の登山コースになっているようで、概ね高齢の方ですが、夫婦で(自力で)山に登ってきて、お弁当を食べている方たちをたくさん見ました。こうして健康を維持しているのですね。比べて私は…。

 うろうろしていると旗振茶屋と書かれた建物がありました。中では何人かが歓談している様子。神戸方面と明石方面が両方見渡せるこの場所。もしかしてと思いました。昔、堂島の相場だかを伝えるために、旗を振って情報を伝えていった。岡山まで30分で伝達できたとか、どこかで聞いたような気がします。そこでキョロキョロと探してみると、案内板がありました。やはり情報の中継地点だったようです。この山を旗振山と呼ぶのだそうです。案内板の「旗振茶屋は六甲山の最西端にあり、山電・JR塩屋駅と山電須磨浦公園からの路が交わる所に位置し…」という部分に反応して塩屋駅まで歩いてみる気になったのでした。別の案内によると塩屋駅までは約40分らしい。
 

(つづく)


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