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この秋、数年ぶりにボジョレー・ヌーヴォーを飲みました。若々しい、ワインというよりもぶどうジュースを飲んでいるかのような初々しさがいいと言うとだいたい外れていないでしょう。なかなか美味いものだと思いました。以前にはこんなに美味いものとは思わなかったんですが、今年は当たり年なのか自分の好みが変わったのか、舌の能力が落ちたのかわかりませんが、なかなか好印象でした。
ボジョレー・ヌーヴォーという言葉を初めて知ったのは、私たちの世代ではホイチョイ・プロダクションの「見栄講座」(1983年)でのことだろうと思います。正式なタイトルは「見栄講座―ミーハーのための その戦略と展開」。当時、相当ブームになった本ですが、私は単行本になる前の「ビッグコミックスピリッツ」の連載で読んだはずですから、多分その1年ほど前に知ったのでしょう。とすると…、1982年だとして27年前!。 ミーハーな若者がうわべだけカッコよく見せかける技術を習得するための指南書なのですが、あれだけ売れるとみんな知っているわけで格好よくはないはず。
ボジョレー・ヌーヴォーが出てきたのは「ビストロ」の章だったと思います。 前菜にはパテかテリーヌを選ぶべきだの、ビストロにはレジがないので勘定を払うときには大声で「ラディシオン」と叫ぶだの、デザートをケチるつもりで「甘いものは苦手で…」と言い訳をするとチーズケーキを食べる破目に陥るだのという文章の中に出てきたのがボジョレー・ヌーヴォー。テイスティングでぼろが出ないように、「味はわかっているからいいよ」と逃れるというのもありました。
「見栄講座」のボジョレー・ヌーヴォーの部分を掲載している方のブログがあるのでお読みになりたい方はどうぞ。
この文には興味深いことがふたつあります。ひとつは、現在は解禁日が11月第3木曜となっていますが、当時は15日だったんだということ(1984年、つまり発行の翌年に変更になっているらしい)。ふたつめには、当時はボジョレー・ヌーヴォーが空輸ではなく、船便だったのではないかということです。今、クリスマスに「ボジョレー・ヌーヴォー」なんていうと時節をわきまえない人と思われますが、1980年頃はのんびりしていたんですね。
ボジョレー・ヌーヴォーという言葉を初めて知ったのは、私たちの世代ではホイチョイ・プロダクションの「見栄講座」(1983年)でのことだろうと思います。正式なタイトルは「見栄講座―ミーハーのための その戦略と展開」。当時、相当ブームになった本ですが、私は単行本になる前の「ビッグコミックスピリッツ」の連載で読んだはずですから、多分その1年ほど前に知ったのでしょう。とすると…、1982年だとして27年前!。 ミーハーな若者がうわべだけカッコよく見せかける技術を習得するための指南書なのですが、あれだけ売れるとみんな知っているわけで格好よくはないはず。
ボジョレー・ヌーヴォーが出てきたのは「ビストロ」の章だったと思います。 前菜にはパテかテリーヌを選ぶべきだの、ビストロにはレジがないので勘定を払うときには大声で「ラディシオン」と叫ぶだの、デザートをケチるつもりで「甘いものは苦手で…」と言い訳をするとチーズケーキを食べる破目に陥るだのという文章の中に出てきたのがボジョレー・ヌーヴォー。テイスティングでぼろが出ないように、「味はわかっているからいいよ」と逃れるというのもありました。
「見栄講座」のボジョレー・ヌーヴォーの部分を掲載している方のブログがあるのでお読みになりたい方はどうぞ。
この文には興味深いことがふたつあります。ひとつは、現在は解禁日が11月第3木曜となっていますが、当時は15日だったんだということ(1984年、つまり発行の翌年に変更になっているらしい)。ふたつめには、当時はボジョレー・ヌーヴォーが空輸ではなく、船便だったのではないかということです。今、クリスマスに「ボジョレー・ヌーヴォー」なんていうと時節をわきまえない人と思われますが、1980年頃はのんびりしていたんですね。
(つづく)
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