デジカメのデータを見ると、出航後50分弱でOAP港に戻っています。そのまま港を通過、食後のコーヒーもおかわりをした頃に、デッキに上がってよろしいというアナウンスが入ります。桜の通り抜けで有名な造幣局の横を通って、中之島手前の八軒屋浜の川の駅のところでまたUターン。もとのOAP港へ戻るというコースです。天気はイマイチですが、ゆっくり進む船の上で風を感じられるのは気持ちがいい。それにこの辺りは昔から桜の名所だったそうで、大川のほとりはほぼ桜の木ばかり。シーズンには素晴らしい眺めだろうと想像できます。
一番の迫力は天満橋の下を潜るとき、橋げたに手が届きそうなくらい、接近しているところ。これが往復で2回あるものですから、みんな大喜び。言っちゃ悪いが、通常の水上バスは船室内からの見学ですからね。
大阪にはもうひとつ変わった乗り物があります。水陸両用バスです。八軒屋浜川の駅のところで乗客かタラップを上って(乗車?乗船?)いるのが見えました。そして帰路で天満橋を潜る私たちの上を、その水陸両用バスがオーバークロスしていました。あのバスも後ほど、ザブンと水に浸かり大川を進むはずです。
天満橋を過ぎるとやがて京阪電車の向こうに大阪城がちらっと見えました。やがて、帰港が近いので船室に戻りなさいというアナウンス。テーブルに着くと、「コーヒーのお替りはいかがですか」 とスタッフの声。楽しい80分でした。
遠方の友人が遊びに来たというときの案内に、また大切な人と少しだけ気取ったランチタイムにいいなぁと思いました。関西以外にお住まいの方、新世界や道頓堀もよろしいが、帝国ホテル大阪に宿泊して、翌日、このランチクルーズなんていいと思いますよ。
ランチ以外にもティータイムクルーズ、ディナークルーズも用意されているようです。詳しくは大阪水上バスのサイトをどうぞ。
はて、当の大阪人はどれくらいこの船のことを知っているのでしょう。
クルーズって響きがいいですね。
同じホテルのランチでも船上で食べるからまた特別な感じがするし、より美味しいのでしょう。
羨ましい(^^)
でもこの感じだと桜の季節はすぐに満席になってしまうんじゃないでしょうか。
書かれているとおりこういうのって地元の人は案外まったく知らなかったり利用しなかったりするんですよね。
桜の季節は、料理のメニューも変化があって、割高になるそうですよ。大川沿いのハイシーズンですね。
そもそも私自身が、こんな船があることを4月まで知りませんでしたからね。大阪でも知らない人が多いのではないでしょうか。それに、一艘しか船はありませんし、一日に利用できる客数は上限がありますから、希望者が殺到しても困るだけかも。
となると、桜の一番ピークを予測して予約する(2ヶ月前から予約可能)のは、スリリングですよね。「あらっ、今年も外れた!」とか。