晩御飯を食べに居酒屋に行きました。他の地域同様にお酒の提供は20時まで。早く行かなければ、飲める時間が減ってしまう!コロナ騒ぎ以降、1年半以上まったくお店では飲んでおりません。ちょっと緊張しながらの入店。
お店は、居酒屋ってこんな感じとイメージできるくらいの和風のこしらえ。カウンターには二人毎に区切るようにアクリル板が置かれています。カウンターに二人で座る。カウンターの向こうでは板前さんが忙しなさそうにお仕事をしています。まぁ、実にお店でビールを注文するなんて久しぶり。しかし、待てよ。うちのように二人がマスクを付けないでいいような関係なら、それでいいですが、例えば職場の同僚と二人で訪れた客はどうするのだろう。私たちの右隣りは若いカップル。これはまだ関係が浅いと見えて(余計なお世話ですが)、品位と礼儀を保っております。その右隣のサラリーマン風のおじさん二人はこの時点でだいぶいい調子。コロナ前なら、少しだけ酔いが過ぎましたかくらいの雰囲気ですが、今心配になるのはマスクなしで、この距離この角度で大丈夫?という心配です。コロナ以降、何かとお酒を提供するお店が悪者にされていますが、客は客でその責任を感じなければならないと思います。いや、お店の二人一組のアクリル板に無理があるのかな。
というのは、時間は前後しますが、今日の昼ご飯を食べた、北陸自動車道の某SA。二人の間柄に関係なく、海が見えるカウンターは一人おきにしか座れなくしていました。この翌日、ホテルで朝食をいただきましたが、四人掛けのテーブルは上から見ると十字にアクリル板。夫婦も家族も恋人もないわけです。飲食店もこれくらいの対策をしていただけると、安心してご飯を食べたりお酒を飲んだりできるものだと思ったものでした。
40年ちょっと前に、長野からの帰り、金沢で途中下車をした私は、金沢からは471系だったでしょうか、急行立山に京都まで帰ったのでした。今は懐かしいボックスシートの車両でした。その4人がけシートで、これから京都へ行くという、神奈川県だったかの女子大学生と一緒になりました。彼女がこんなことを教えてくれました。金沢で天丼を頼んだらおつゆがかかっていない。「おじさん、おつゆがかかっていないよ」と声を上げたのですが、関西ではつゆの色が薄いので、かかっていないと思い込んでいたというお話。今から考えるとこれは彼女の体験だったのか、作り話だったのかよくわかりません。
生ビールのあとに、金沢に住んでいたことのある女性から教えてもらった「加賀鳶」、それから「天狗の舞」という日本酒を飲みました。どちらもおいしいお酒でした。それから、伝統野菜もいただきましたよ。加賀太胡瓜と内木赤皮甘栗かぼちゃ。こんな名前を覚えただけでもその土地に行った甲斐があるというものです。
(つづく)
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