昨日4日の産経新聞に、こんな記事が載りました。
「JR大阪駅北側の新駅ビル(ノースゲートビル)の「JR大阪三越伊勢丹」と専門店街「LUCUA(ルク ア)」の来店客が3日、1千万人を突破したことが分かった。」
というのです。1千万人といやぁ、この国の人口の10何分の一ということになります。そりぁすごい数だぁ。百貨店側と専門店街がそれぞれに入れ込み数を勘定しているわけですから、両方行った人は二人に計算されるし、何度も出たり入ったりした人はその分の一人で何人分も稼ぐことになるのでしょうが、それにしても1千万人です。
実は私も、「見学」に先日行ってみました。買い物には興味も先立つものもないので、百貨店にも専門店街にも入らず、結局煙のように上に上に上がって、和らぎの庭、風の広場、そして天空の農園まで上がってしまいました。それだけなら1千万人のうちの一人になることはなかったと思うのですが、下りしなにルートを 間違えて大阪ステーションシネマに迷い込んだのです。
改めて考えてみると、JR大阪駅というのは、1階部分が狭い印象でした。そして、年季の入ったホーム周辺。ホームから見上げるとかつては、マルビルの回る広告とか、阪急グランドビルが聳え立つように見えた記憶があるのですが、今、ホームに立っても遠くはほとんど見えません。時空の広場も広くていいけれども、 ホームの南北も高層ビルに攻められた印象。聳え立っていたはずの阪急グランドビルは、隣の阪急百貨店のずんぐりしたビルの足元に控えているという印象に なってしまった。キタが空へ空へと身長を伸ばしているように見えます。
私のような田舎者は、日々の生活の中で街に出かける用事もなく、ましてキタには滅多に出向くこともありませんが、この風景に違和感を持たないようになるにはどれくらいかかるのかなと思うほどの驚きでした。
3階の連絡橋からJR大阪駅のホームに下りることができるようになったのですが、ホームに下りると昔懐かしい、早い話が結構古びたホームです。決して視線を上に向けず、地面を見つめて歩いている分には昔ながらの大阪駅で、ちょっと安心しました。
ニュース本文はこちら。しばらくは読めるでしょう。
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